Nortel、100GbEトランスポートの強化方針について公表〜100G光伝送のデモをYouTube配信 | RBB TODAY
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Nortel、100GbEトランスポートの強化方針について公表〜100G光伝送のデモをYouTube配信

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 加Nortel(ノーテル)は現地時間18日、100ギガビット・イーサネット・トランスポートの強化方針について公表した。オタワにある同社の研究開発センターを訪問した顧客に、単一の100Gps波長を介して100GbEトラフィックを伝送する機能のデモンストレーションを実施しており、その模様がYouTubeにて配信されている。




 デモンストレーションは、Nortelが開発した100GbEプロトタイプとIxia製の100 GE Development Accelerator Systemを使用して、ネットワーク上のトラフィックをシミュレートし監視するものとなっている。IxiaとNortelの両社は、IEEEの100m物理レイヤー仕様案を満たす100GbEクライアント信号を使用。100G Adaptive Optical Engineソリューションを使用して、800kmの光ファイバー上で112Gbpsで伝送される単一のOptical Transport Unit 4(OTU4)準拠の100Gbps波長を介してエラーなく信号を伝送可能とした。なおこのデモンストレーションは、10月中旬に日本国内でも報道関係者に初公開されている。また同社フェローのキム・ロバーツ氏による解説が行われた。

 ユーザがネットワークにより多くの帯域幅を求めるのに従い、通信事業者は容量を追加していく必要がある。通常、これを実現するには複数の10GbE接続が使用されるが、単一の100G光波長を介して配信される100GbEを利用すれば、通信事業者は、よりシンプルかつコスト効率の良い方法で、今日のネットワークの10倍の容量を提供可能となる見込みだ。

 Nortelのメトロ・イーサネット・ネットワーク部門プレジデントのフィリップ・モリン氏は「Nortelによる単一の100G波長上での100GbEのデモンストレーションは、既存のネットワークでコスト効率良く大容量イーサネット・トランスポート速度を提供しようとする業界全体の動きの中で画期的な出来事と言えます。Nortelは、増え続ける帯域幅需要を満たしていけるように、顧客が既存のネットワークを継続してアップグレードすることを手助けし、オプティカル分野における革新の水準を高め続けていきます」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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