同社は、7月に米国で開催された「E3 Media & Business Summit 2008」にて、来年3月12日に発売予定の「バイオハザード5」の映像を公開したが、会場では同じものを公開。同作品を製作したシステム、特にストレージまわりについて講演を行った。同社ではアイシロン・システムズのクラスタ ストレージを昨年10月に導入している。そのストレージに一番最初に使ったのが「バイオハザード5」の製作データだった。「ハイビジョン映像で作るので、データの量がすごいことになってしまう。ストレージはアイランド状態になっていて、容量が900GBくらいしかなかったり、逆に余剰ストレージができたり……。必ずどこかが壊れてアラートが鳴っている状態だった。とくにバクアップが大変で、テープがつまったり思うようにいかず、運用が本当に大変だった」と導入前の状態を振り返った。