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次世代のセキュリティ技術!産学連携の最新研究3選

IT・デジタル セキュリティ
「大学知財群活用プラットフォーム」の産学連携活動の展示パネル。山梨大学、東京電機大学が研究を進めている3つの技術のセキュリティ分野への応用が展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
  • 「大学知財群活用プラットフォーム」の産学連携活動の展示パネル。山梨大学、東京電機大学が研究を進めている3つの技術のセキュリティ分野への応用が展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
  • 山梨大学・豊浦正弘助教の「映像内活動可視化装置、方式及びプログラム」は、元は学生の受講態度を数値化したもので、個々の対象を数値化することで犯罪の未然防止にも繋げることを可能とする(撮影:防犯システム取材班)
  • 東京電機大学・中村明生准教授の「顔がわからなくても人物の検索ができるシステム」は、対象者の衣服を映像から抽出して追跡が行えるシステム。顔認証より特徴領域が広いため、犯罪発生時の追跡などでの活用が想定される(撮影:防犯システム取材班)
  • 山梨大学・茅暁陽教授の「2値化画像への情報埋め込み方式及び読み出し方法」は、監視カメラ映像から特定マークを抽出して検出する。応用例として、各個人が持つスマートフォンを利用して、皆が捜査員となり犯人を見つけ出す「犯人GO」といった用例も展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
●群衆の中から容疑者をあぶり出す

 同じく特定人物の追跡に使える技術としては、山梨大学の「2値化画像への情報埋め込み方式及び読み出し方法」も当てはまる。

 自由なデザインが難しかったQRコードやカラーコードの課題を克服する技術で、任意のデザインのマークやロゴに情報を埋め込み、それをスマートフォンのカメラや監視カメラで読み取ることができる技術となる。

 この技術がどう防犯・セキュリティに活用できるといえば、要注意人物が特徴的なマークやロゴが入った服装をしていれば、そのマークなどを登録することで、複数の人間が映っている監視カメラの映像から特定のマークを抽出・分析することで、要注意人物を見つけ出すといったことが可能だ。

 また、スマートフォンのカメラを利用して、複数の人間が特定のマークを探し出すといった応用も可能で、特定の人物が持つアイテムを集団で発見するようなことも可能で、防犯以外にも迷子捜しなどにも応用できるだろう。



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《防犯システム取材班/小池明》
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