次世代のセキュリティ技術!産学連携の最新研究3選 | RBB TODAY
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次世代のセキュリティ技術!産学連携の最新研究3選

IT・デジタル セキュリティ
「大学知財群活用プラットフォーム」の産学連携活動の展示パネル。山梨大学、東京電機大学が研究を進めている3つの技術のセキュリティ分野への応用が展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
  • 「大学知財群活用プラットフォーム」の産学連携活動の展示パネル。山梨大学、東京電機大学が研究を進めている3つの技術のセキュリティ分野への応用が展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
  • 山梨大学・豊浦正弘助教の「映像内活動可視化装置、方式及びプログラム」は、元は学生の受講態度を数値化したもので、個々の対象を数値化することで犯罪の未然防止にも繋げることを可能とする(撮影:防犯システム取材班)
  • 東京電機大学・中村明生准教授の「顔がわからなくても人物の検索ができるシステム」は、対象者の衣服を映像から抽出して追跡が行えるシステム。顔認証より特徴領域が広いため、犯罪発生時の追跡などでの活用が想定される(撮影:防犯システム取材班)
  • 山梨大学・茅暁陽教授の「2値化画像への情報埋め込み方式及び読み出し方法」は、監視カメラ映像から特定マークを抽出して検出する。応用例として、各個人が持つスマートフォンを利用して、皆が捜査員となり犯人を見つけ出す「犯人GO」といった用例も展示されていた(撮影:防犯システム取材班)
 東京ビッグサイトで開催された「第27回計量計測展」にて、大学などの研究機関で構成される「大学知財群活用プラットフォーム」は、産学連携活動の展示を行った。そのなかでは今後のセキュリティ分野への応用が期待される研究が複数展示されていたので紹介していこう。

●不審な動きを検知するセンシング技術

 センシング技術のセキュリティ分野への応用としては、山梨大学や東京電機大学の研究内容、特許技術が展示されていた。

 まず、山梨大学の「映像内活動可視化装置、方式及びプログラム」は、対象者の時間ごとの活動度を可視化して、犯罪の未然防止を行うものとなっている。

 もともとは大学内の講義で学生の受講態度をモニタリングしていたもので、講義に集中せずに睡眠するなどの行動を、時間軸で個体別に変化点を可視化している。人や物の動きを監視して不審な動きを早期に発見することで犯罪の予防に繋げることも可能な技術となっている。


《防犯システム取材班/小池明》
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