【楽しい100人 Vol.14】IoTの可能性を信じて人の役に立ちたい……エコモット代表取締役入澤拓也氏 | RBB TODAY
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【楽しい100人 Vol.14】IoTの可能性を信じて人の役に立ちたい……エコモット代表取締役入澤拓也氏

エンタープライズ 企業
エコモット株式会社代表取締役の入澤拓也氏
  • エコモット株式会社代表取締役の入澤拓也氏
  • エコモット株式会社代表取締役の入澤拓也氏
  • エコモット株式会社代表取締役の入澤拓也氏
 スライドを84枚も用意して登壇したのは、IoTソリューションベンダーのエコモット代表取締役の入澤拓也氏。自己紹介から、作りたい未来までを語った。

 映画監督を目指し、札幌の高校卒業後に渡米した1999年は、ITバブル全盛期だった。「暑いところが苦手なので、何も考えず行ったシアトルでしたが、マイクロソフトの本社やAmazonがあって、とてもITが盛んでした。大学の図書館でみんながインターネットを使ってメールやチャットをしているのを見て、これは何なんだと思いました。それでパソコンを買ってインターネットを始めたのがきっかけで、映画はどうでもよくなり、インターネットにのめり込みました」。

 帰国後に入社したのがクリプトン・フューチャー・メディアだった。今やバーチャル・シンガー「初音ミク」を生んだ会社として知られている。入澤氏が入社したころは、映画の音楽を扱う輸入商社で、携帯電話の着信メロディの配信事業を担当した。「最初は面白かったのですが、お客さんの顔が見えなかった。もっとリアルにモバイルを使って世の中、人のためになることがしたい」と思い、2007年にエコモットを起業した。

 ICチップ内蔵の携帯電話の登場など、携帯電話によって世の中が変わっていく様子を間近に見てきた入澤氏は、将来これが当たり前になると思ったという。「モバイルで世の中のありようを変え、未来の常識を創る、ということを会社の理念としています。近い未来、それが当たり前になるような新しい革命的なモバイル製品を世に出し、人々の幸せに貢献します」と語るその鍵は「IoT」にある。

 IoT(Internet of Things)とは、モノがインターネット化し相互に通信し合う通信形態を指す言葉だ。例えば、自動販売機についた通信端末の情報により在庫管理や補充を効率的に行うことができる。エコモットでは、IoTを活用し、「見える化」を「安心」につなげるさまざまなサービスを展開している。その一つ、融雪システム遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」は、雪の多い北国ならではのロードヒーティングサービス。駐車場にカメラを設置し、降雪のセンサー信号を携帯の電波を利用して自社サーバーに送信する。24時間体制で人の目で監視し、遠隔操作をすることでセンサーの無駄な反応や過剰運転が減り、灯油、ガス、電気などのコストが30%以上削減するという。現在は札幌と青森の1,200物件を取り扱っている。
《RBB TODAY》
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