フランス国立図書館、貴重な地球儀・天球儀を3Dデジタル化 | RBB TODAY
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フランス国立図書館、貴重な地球儀・天球儀を3Dデジタル化

ブロードバンド テクノロジー
アラブ=クーフィー様式の天球儀(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • アラブ=クーフィー様式の天球儀(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • マルティン・ベハイムの地球儀/複製(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • 地球儀、通称『緑の地球儀』(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • 金の地球儀(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • ルーアンの地球儀(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • 修道院長ノレの地球儀・天球儀(C)gallica.bnf.fr / BnF
  • フランス国立図書館サイト
  • 地・天球儀の閲覧イメージ David Paul Carr / BnF
 フランス国立図書館(BnF)と大日本印刷(DNP)は8日、BnFが保有する55個の貴重な地球儀・天球儀の3Dデジタル化を発表した。歴史的にも貴重な地・天球儀の一大コレクションで、世界初の試みだという。

 BnFの地図部門は、200個以上の地・天球儀のコレクションを保有。今回、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、イギリス、アラブ諸国などで11世紀~19世紀に製作された地・天球儀のなかから、歴史的に貴重な55個を選定したとのこと。

 DNPは、世界各地の文化遺産や美術作品のデジタル化を手掛けており、そのノウハウとともに、独自開発した地・天球儀のデジタル撮影ツールをBnFに提供する。デジタル化により、地・天球儀をスムーズに回転させたり、拡大させて鑑賞することが可能となる見込みだ。

 撮影はすでに完了しており、多いものでは1作品に付き600点以上の高解像度画像を撮影した。現在、これらの画像データを3D化するための作業を日本(東京)で行っているとのこと。DNPではこれら世界的文化遺産を、誰もが簡単に閲覧できる独自専用ツールの開発にも取り組む予定。BnFは、BnFが運営する電子図書館「Gallica」の新たな取り組みとして、3D化した地・天球儀を2015年末までに閲覧可能にする予定。2016年には、BnFとDNPのによるイベントも実施する計画だ。

【3Dデジタル化される主な地・天球儀】
アラブ=クーフィー様式の天球儀
マルティン・ベハイムの地球儀/複製
地球儀、通称『緑の地球儀』
金の地球儀
ルーアンの地球儀
修道院長ノレの地球儀・天球儀

●関連URL、メモ
アラブ=クーフィー様式の天球儀
マルティン・ベハイムの地球儀/複製
地球儀、通称『緑の地球儀』
金の地球儀
ルーアンの地球儀
修道院長ノレの地球儀・天球儀
《冨岡晶》
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