エクシングは27日、JVCケンウッドから、同社の連結子会社であるテイチクエンタテインメント(テイチク)の株式を譲り受けることで合意した。同日、株式譲渡契約を締結。4月下旬をめどに株式譲受を完了する予定。 テイチクは、戦前の1931年に「帝國蓄音器商會」としてスタート。演歌・歌謡曲を中心に国内での音楽・映像ソフトの企画・制作・販売を手掛けている。故・石原裕次郎をはじめ、秋川雅史、石川さゆり、小林明子、三波春夫、山本譲二といった“レコード会社”時代の大御所をはじめ、中野風女シスターズ、BEGIN、平松愛理、頭脳警察、シシド・カフカ、怒髪天、どぶろっくなど、幅広いアーティストが所属している。 一方のエクシングは、業務用カラオケ事業を柱に、家庭向けやスマホ向けに音楽エンタテインメントサービスを展開している。テイチクを傘下とすることで、同社のコンテンツ制作およびCD/DVD販売などの権利(原盤)ビジネスから、カラオケをはじめとした二次利用、カラオケ店舗事業へと、ワンストップのビジネスモデルを構築するのが狙い。 エクシングでは、夏商戦に向けて発売を予定している業務用カラオケの新製品プロモーション展開、コンテンツ配信で、新体制を活かしていく方針だ。
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