【導入事例】PC以外の効果的営業端末としてBlackBerryを導入——アイシロン・システムズ
アイシロン・システムズ 取締役マーケティング本部長の関根悟氏は、Blackberryを持ちながら感想をもらした。
アイシロン・システムズはクラスタ ストレージの先駆者として2001年にシアトルで設立された企業で、ワールドワイドでビジネスを展開。同社の製品は、Linden Labs、MySpace.comなどのWEB2.0企業や大容量データを扱う多くの企業で採用が進んでおり、日本でもIIJ、サイバーエージェント、ソニー・ミュージックネットワークなど複数社への導入実績を持つ成長企業だ。社員は全世界で約400名で、市場の成長を見込み2005年4月に日本法人が設立された。
「米国本社では創業当時から全員Blackberryを使ってます。日本法人も、少ない人数のなかで外へ営業に出かけることが多くて忙しいので、メールを受ける端末を探していたんです。つまりPC以外でメールを読める環境が欲しかったんです」
企業のストレージへの注目が高まるなかで、同社では効率的な営業ツールの模索がはじまっていた。使用するデバイスについては米国本社の指導のもとに選択しているわけではないので、他のスマートフォンでも良かったという。全社的にExchangeを利用していたが、サーバーはアメリカにしか設置していない。日本でBlackberryを利用するに際して、日本にサーバーを立てる必要がなく、アメリカのサーバーを利用できることがわかったので、導入に踏み切った。日本法人はBlackberryを導入して、まだ半年しか経ってない。現在はマネージメントクラスの社員が使用しているのみだが、四半期ごとに導入を拡大し、業務効率を上げることで顧客満足度アップを心がけていきたいと話す。
Blackberryを使用している企業は、決まって「リアルタイム」という利便性を挙げる。「だまっていても勝手にメールが届く」。そう表現する人もいる。プッシュ型では当たり前のことなのだが、アクセスする手間がかからないというのが大きな魅力でもある。インタビュー中にもBlackberryのLEDが赤く点滅していた。
「端末は常時接続の状態になっています。今点滅しているのはメールが届いてますというメッセージ。未読のメールがあるとこうなります。この部屋にパソコンを持ってきているのと同じイメージですね」。「何が一番いいかというと、もともと私どもはパソコンを持ち歩いてインターネットに接続してVPNをはり、メーラーを立ち上げて数々のメールを読むというオペレーションずっとしていたんです。さあメールを読もう、と思って読み始めるまで10分かかる。ある意味、時間がない場合にはメールが読めないことになります」。また、緊急の用事で電話に出ることができなかったりする時にメールで確認することもくあるケースだという。打ち込む文章は短いものが多い。Blackberryは添付ファイルも閲覧可能で、関根氏も添付ファイル付きメールを受け取ることもある。しかし、添付ファイルの重要性は意外と高くないようだ。メッセージに書かれている内容を見れば、要件はだいたい把握できると関根氏は話す。
製造元のRIMの日本法人であるRIM JAPANは、「ライバルはスマートフォン」ではないと話しており、むしろノートパソコンなどの利用シーンである点を引き合いに出すが、すべてのPCの機能をカバーしているわけではない。それでも支持されるのはビジネスマンに必要なコミュニケーションの手段のなかの、重要なシーンをしっかりとサポートしている点にあるだろう。関根氏は数値的に表わすのは難しいとしながらも、導入効果として「意思決定が速くなった」点を挙げた。「1分1秒を無駄にできない人たちにはオススメかな、と思います」。個人的な変化としては、朝自宅でメールをチェックしてから出社するということが常だったが、それがなくなり通勤中にチェックするようになったという。
希望としてはもう少し端末の種類が増えて欲しいと話す。「海外ではBlackberryひとつをとってもいろいろな種類がある。米国では自宅の電話、携帯電話、スマートフォンの役目をBlackberry1台がこなしている。」と。また、携帯電話の情報をBlackberryに反映できることが可能であればうれしいと付け加えた。
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