マルウェアサイトが急増、感染サイトはApacheがトップ、国別では中国が半数以上——ソフォス上半期セキュリティ脅威レポート
ソフォスでは、危険と見なしているWebサイトのうち100万件を分析したところ、マルウェアをホスティングしているサイトが28.8%、アダルトコンテンツ(ポルノやギャンブルなど)を提示するものが28.0%、スパマーが運営するサイトが19.4%、違法サイト(海賊版ソフトやフィッシングサイトなど)が4.3%という結果になった。マルウェアをホスティングしているサイトのうち、悪質な目的で開設されたサイトは全体の5分の1に過ぎず、80%はハッキングされた正規サイトであることも判明した。
マルウェアに感染したサイトの種類としては、「Apache」(51.0%)がトップに、以下「Microsoft IIS 6」(34.0%)、「Microsoft IIS 5」(9.0%)となり、いまやマルウェア感染がWindowsだけの問題ではなくなったことが表面化。2007年の初頭にグローバルに発生したウイルスの1つであるObfJS攻撃では、感染サイトのうち98%がApacheであった例もある。
一方、検知されたWebマルウェアは「Mal/Iframe」(49.2%)がトップに、以下「Troj/Fujif」(7.9%)、「JS/EncIFra」(7.3%%)と続いた。2007年7月中旬現在も「Mal/Iframe」の猛威は衰えず、1万件以上のWebサイトが感染しており、特にイタリアの最大手ISPがホスティングする正規のWebページへの感染が多く検知されている。
Webマルウェアをホスティングするサイトの国別トップ3は「中国」(53.9%)がトップに、以下「アメリカ」(27.2%)、「ロシア」(4.5%)となった。2006年末に中国で発見された感染サイトは3分の1だったが、この半年でアメリカを抜き、世界の感染サイトの過半数を占めるに至っており、この理由の1つとして、Mal/Iframeの大規模感染があげられるとのこと。
手法としては、2007年上半期には、添付ファイルを利用したスパムが目立った。単純なスパムフィルタを回避する目的で、画像データを含むPDFが利用されている。また、Windows PC上でリムーバブルデバイスをオートランに設定しているユーザを狙ったハッキングの攻撃も多数確認されている。
これら2007年上半期のセキュリティ脅威傾向については「Sophos Security Threat Report July 2007(セキュリティ脅威レポート2007年7月)」として公開されている(日本語版は8月下旬に掲載される予定)。
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