なお、国立環境研究所は、上記省庁と「気候変動リスク産官学連携ネットワーク」を主催し、主に気候変動やその影響の予測、気候関連情報開示支援等のコンサルティングサービスを行っている企業との意見交換の実施、協働を進めており、本シンポジウムはその活動の一環となります。
1. 背景と概要
近年、気候関連情報開示に基づく企業・金融機関等による気候リスク分析や、地方公共団体の気候変動適応計画策定時の気候変動影響評価の実施など、気候変動リスク情報を活用する機会が増加しています。
そのような背景のもと、気候変動リスク産官学連携ネットワーク※は、主に気候変動やその影響の予測、気候関連情報開示支援などのコンサルティングサービスを行う企業、行政機関、研究機関の意見交換・協働の場として設立されました。産官学が連携して、気候変動リスク情報へのニーズを共有するとともに、ニーズに即した情報提供などの情報基盤の充実を図り、さらに、気候変動に関連するリスクや機会に関する情報の適切な活用の促進を目的として活動しています。
その一環として、今年度も「気候変動リスク産官学連携ネットワーク公開シンポジウム」をオンライン会議方式にて開催します。
本シンポジウムでは、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が 2025 年 3 月に公表したサステナビリティ開示基準や、保証基準に関する動向などについての基調講演をはじめ、SSBJ 基準を見据えた情報開示に関する企業の取組や、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)と TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)を統合的に開示している企業の開示事例のご紹介などを予定しています。また、パネルディスカッションでは、「サステナビリティ情報開示と企業価値向上に向けて」 をテーマに登壇者を交えて議論します。
※気候変動リスク産官学連携ネットワーク
主催:環境省、文部科学省、国土交通省、金融庁、国立環境研究所
参加企業:気候変動やその影響の予測、TCFD開示支援等のコンサルティングサービスを行って
いる企業など 61 社・団体(2025 年 10 月末時点)
活動:・気候変動リスク情報基盤に関する意見交換
・科学的知見、技術に関する研修
・研究者との意見交換
・テーマ別ワーキング等を通じた協働 など
ホームページ:
https://adaptation-platform.nies.go.jp/private_sector/risk_network/index.html
<シンポジウム開催概要>
・日 時:2025 年 11 月 26 日(水)13 時 30 分から 16 時 30 分まで
・開催方法:オンライン開催(Microsoft Teams ウェビナー)
・定 員:1,000 名(先着順)
・参加費用:無料
・主 催:環境省、文部科学省、国土交通省、金融庁、国立環境研究所
2. プログラム案

第一部 基調講演

第2部 SSBJ基準を踏まえた気候変動関連における情報開示

第3部 TCFD・TNFD統合的開示の事例

休憩(10分)
第4部 パネルディスカッション

※内容は現時点でのものであり、タイトル、時間等は変更になる場合があります。
3. シンポジウム参加申込(定員:1,000名先着順)
参加申込方法については、以下の気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)サイトをご確認ください。(https://adaptation-platform.nies.go.jp/ccca/conference/2025/1126/index.html)
4. 気候変動リスク産官学連携ネットワークへの参加について
気候変動リスク産官学連携ネットワークへの参加をご希望の企業の皆様におかれましては、以下のお問い合わせフォームのお問い合わせ欄に「連携ネットワーク参加希望」とご記入のうえ、ご送信をお願い致します。(https://project.nies.go.jp/events/contact/form.cgi)
5. 発表者
本報道発表の発表者は以下のとおりです。
国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター
室長 岡 和孝
副センター長 上田 健二
センター長 肱岡 靖明
6. お問い合わせ
【シンポジウムに関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター
室長 岡 和孝
気候変動適応チーフコーディネーター 砂川 淳
気候変動適応推進員 中川 多美子
E-mail:ccca_info(末尾に@nies.go.jpをつけてください。件名は次のように記載してくださ
い。「気候変動リスク産官学連携ネットワーク公開シンポジウムに関する問合せ」)
【報道に関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
E-mail: kouhou0(末尾に”@nies.go.jp”をつけてください)
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