医療ICTソリューションを提供する株式会社シェアメディカル(本社:東京都千代田区大手町、代表取締役:峯 啓真 https://www.sharemedical.jp )は、デジタル聴診デバイス「ネクステート」と組み合わせて使用する新製品「Nexstetho HUB(ネクステート ハブ)」を発表します。
本製品は、オンライン診療に高品質な遠隔聴診機能を追加し、特に医療MaaSや施設間のオンライン診療において、対面診療に近いスムーズな診察体験を提供します。

Nexstetho HUB(ネクステート ハブ)
■ 開発の背景:オンライン診療における「切り替え」の課題
従来のオンライン診療、特にD to P with N型(医師と看護師・患者間)の診療では、患者側(問診)用マイクと、デジタル聴診器の聴診音の音声入力を、電気的または機械的に切り替える必要がありました。この切り替え操作が原因で、オンライン診療システムが聴診器を認識しないといった接続トラブルがしばしば発生し、患者側にいる看護師が対応に追われるなど、現場の大きな負担となっていました。
■「Nexstetho HUB」によるシームレスな遠隔聴診
「Nexstetho HUB」は、この切り替え問題を解消し、問診と聴診をシームレスに統合し、切り替えるという工程をなくします。医師はオンライン診療システムを通じて「息を吸ってください」「吐いてください」と患者に声がけをしながら、または看護師に指示を出しながら、その音声と同時に看護師が患者にあてた「ネクステート」を通じて伝送されるクリアな聴診音を、途切れることなく聴取できます。看護師は聴診が終わればネクステートの電源を切るだけです。診察は中断されること無く継続されます。
これにより、医師は対面診療と変わらない自然なフィーリングでの遠隔聴診が可能となり、診断精度の向上と、現場スタッフの負担軽減に大きく貢献します。本機能は、救急現場への医師の移動をサポートする医療MaaS車両や、専門医が遠隔地の施設にいる患者を診察する施設間オンライン診療など、高品質な遠隔医療が求められる場面に最適です。

Nexstetho HUB(ネクステート ハブ)遠隔聴診キット
■ 第53回日本救急医学会総会での展示デモについて
「Nexstetho HUB」は、2025年10月28日(火)より開催される第53回日本救急医学会総会( https://site.convention.co.jp/jaam53/overview/ )にて、一般に初公開されます。MONET Technologies株式会社が出展する医療MaaS車両内にて、ウィーメックス株式会社のオンライン診療システム「Teladoc HEALTH」と接続した、次世代の遠隔聴診デモンストレーションを行います。第53回日本救急医学会総会・企業展示デモ概要
会期: 2025年10月28日(火)~30日(木)会場: 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
出展ブース: MONET Technologies株式会社 ブース内
展示内容: 医療MaaS車両に「Nexstetho HUB」および「ネクステート」を搭載し、ウィーメックス社のオンライン診療システム「テラドック」と接続した遠隔聴診デモンストレーション
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