エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町、代表取締役:大野 宏、以下「当社」)は、全エンジニアを対象に、ChatGPT Plus、Gemini for Google Workspace、Claude Proといった主要な生成AIサービスの利用費用を会社が全額補助する「生成AI活用支援制度」を導入しています。
最近では Claude Code も活用し、開発着手から実装までのリードタイム短縮を図っております。 当社独自の「みちびきCLAS対応 高精度GPSロガー」が記録する1秒単位の膨大な“事実データ”と、最先端の生成AI技術を掛け合わせることで、一次産業の現場が抱える複雑な課題解決と、将来の技術革新に向けた研究開発を、さらに加速させてまいります。
■本制度導入の狙い:開発速度と、未来への挑戦を加速させるために
私たちの開発の原動力は、一次産業の現場が抱える、人手不足や技術継承といった現実的な課題に、真摯に向き合うことです。現場の課題を一つひとつ解決し、その積み重ねでソリューションを進化させていく、という現場第一主義の思想を何よりも大切にしています。この「課題発見から解決まで」のサイクルをさらに加速させるためには、エンジニア一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できる環境が不可欠です。世界最先端のAIという強力な武器を、全てのエンジニアが自在に使いこなすことで、開発の質と速度を新たなステージへ引き上げるべく、今回の制度導入を決定しました。
■エゾウィンの技術的基盤:みちびきCLAS対応・高精度GPSデータ
当社の技術力の根幹には、自社で開発・提供する「みちびきCLAS対応の超高精度GPSロガー」があります。このロガーの最大の特徴は、誤差12cmという高精度な位置情報を、1秒単位という高頻度で取得・蓄積できる点にあります。これは単なる位置情報ではなく、現場で起きた事象を詳細に再現できる、きわめて信頼性の高い「事実データ」です。このリッチで膨大なデータ群が、エンジニアにとって、技術的な挑戦意欲を掻き立てる、魅力的な開発テーマの源泉となります。
■データが拓く、挑戦的な開発テーマ
当社の高精度・高頻度な「事実データ」は、エンジニアにとって、技術的な挑戦意欲を掻き立てる、魅力的な開発テーマの宝庫です。私たちは現在、そして未来に向け、以下のような挑戦に取り組んでいます。1.数万台規模のリアルタイム分析基盤の構築
将来的に数十万台のGPSロガーが、1秒ごとにデータを捌きつつ、同時にリアルタイムに分析を行っても、決して揺らがない堅牢なデータベース基盤。そして、その膨大なデータをお客様がストレスなくスムーズに閲覧できる仕組み。この、相反する要求を両立させるスケーラブルなインフラの設計と構築は、困難ですが、エンジニアにとって非常にやりがいのある挑戦です。
2.「位置情報」を、意味のある「行動データ」へ変換する解析技術
私たちは、単にデータを抽出するだけではありません。膨大な生データの中から、「どの車両が、どの場所で、どのような作業をしたのか」という意味のある「行動」を自動で判断・抽出し、組み合わせた形で出力する。そのためのデータ解析エンジンの開発に、現在進行形で取り組んでいます。これは、現場の状況とデータを突き合わせながら、アルゴリズムを磨き上げていく、奥の深い開発テーマです。
3.未来を予測する「リアルタイムシミュレーションモデル」という構想
将来的には、この「行動データ」を活用し、現場の状況をリアルタイムにシミュレーションすることを目指しています。例えば、常に作業進捗率を計算・表示したり、天候や車両の待機率を考慮して「次の一手」を予測したりと、現場の意思決定そのものを、データで支援する。そんな未来のシステム開発も、私たちの視野に入っています。
■「生成AI活用支援制度」の概要
- 対象者: 当社に在籍する、全てのエンジニア- 支援内容: 以下の主要な生成AIサービスの利用費用を、会社が全額補助します。最高のパフォーマンスを発揮できるよう、用途に応じてエンジニア自身が最適なツールを選択できる環境を提供します。
- - ChatGPT Plus
- - Gemini for Google Workspace
- - Claude Pro
■今後の展望:今日の課題解決が、未来の農業を創る
当社は、日々の課題解決を積み重ねた先にある、「完全自動化農場の実現」を目指しています。この壮大なビジョンを通じて、私たちの使命である「日本の食を支える」ことに貢献していきます。全社員へのGoogle Workspace導入や業務自動化も推進しており、エンジニアがより本質的で創造的な開発に集中できる環境づくりに、会社全体で取り組んでいます。今回の制度導入が、私たちのミッション・ビジョン実現に向けた、大きな一歩となることを確信しています。
■車両管理DX「レポサク」の主な特徴

◯ 超高精度な作業記録:
準天頂衛星みちびきのCLASに対応したGPSロガーが、誤差12cmの精度で位置情報を1秒単位で自動記録します 。 車両の電源に接続するだけで、オペレーターの操作は一切不要です 。
◯ リアルタイムな進捗の可視化:
数十台の車両位置や圃場ごとの進捗率を地図上でリアルタイムに確認できます 。 進捗確認のための無線連絡が不要となり、コミュニケーションストレスを軽減します 。
◯データに基づく運用改善と技術継承:
自動作成される日報や稼働データ(実稼働・アイドリング等)の分析により、車両や人員の最適配置、投資判断の材料を提供します 。 熟練者の作業履歴(軌跡データ)は、若手や新規就農者にとって貴重な参考資料となり、早期育成を支援します 。
■エゾウィン株式会社について
日本最大の酪農地帯が広がる北海道東部の標津町(しべつちょう)で、2019年に創業。
- 2022年:令和4年度農林水産技術会議会長賞を受賞
- 2023年:J-Startup HOKKAIDOに選定
- 2023年:イチBizアワード最優秀賞を受賞
- 2024年:CEATEC AWARD 2024『コ・クリエイション(共創)部門賞』を受賞
○私達のミッション
「2021年に130万人いた農業従事者は、2040年には35万人にまで減少。日本の食糧生産は危機に瀕しています。エゾウィンは、北海道から国内最大の完全自動化農場を目指し、日本の食を支えます。」
■会社概要
名称:エゾウィン株式会社
設立:2019年1月
代表者:代表取締役 大野宏
住所:北海道標津郡標津町川北63-7
URL:https://ezowin.com/
レポサクの商品一覧ページ:https://ezowin.com/products
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