
左から諏訪⾚十字病院の久島英雄病院長、原雅功事務副部長兼人事課長
本インタビュー記事では、諏訪⾚十字病院が、医療現場における社会課題の一つでもある「ハラスメント」問題の解決に向けて、どのようなきっかけで「アンガーマネジメント研修」を導入し、9年かけてどのような変化が生まれたのか、その反響までを紹介しています。「アンガーマネジメント研修」の導入を検討している企業や組織にとって、参考となる内容です。
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下記、インタビューのINDEXおよびインタビューの一部を抜粋してご紹介します。
インタビューINDEX
- 諏訪⾚十字病院について
- アンガーマネジメント研修後、飛躍的に増えた「医師からの挨拶」
- 「人間関係の悩み」が少ない医療機関。管理職は必須、9年間の継続によって生まれた変化
- アンガーマネージメントが他の病院にも波及、医療現場に必要な“心理的安全性”
諏訪⾚十字病院について
「一番の変化は、挨拶がすごく増えたこと」
2025年度の「アンガーマネジメント経営賞」大賞を受賞した諏訪⾚十字病院(長野県諏訪市)の久島英雄病院長(写真左)はそう語ります。
医療現場におけるハラスメントは、チームの円滑なコミュニケーションを阻害し、医療ミスのリスクにもなりうる大きな課題です。
同院は、日本⾚十字社ハラスメント防止規程に基づき「ハラスメント対策委員会」を設置。院長による「ハラスメントゼロ宣言」をはじめ、「ハラスメント防止研修」の実施や「ハラスメント相談窓口」の設置など、先進的な取り組みによって着実に対策を進めてきました。
9年間に渡って、管理職層を中心に「アンガーマネジメント研修」も継続されています。アンガーマネジメントの導入は、同院にどのような変化をもたらしたのでしょうか。
医療現場における心理的安全性の重要性とともに、久島病院長と、原雅功事務副部長兼人事課長(写真右)にお話を聞きました。
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「アンガーマネジメント経営賞」とは
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会は、全従業員が多様性を受け入れ、お互いの人権を尊重することで、あらゆるハラスメントや差別のない健全な職場環境の実現を目標とし、5つの観点から優れた企業・団体に「アンガーマネジメント経営賞」を顕彰し、業界の発展への貢献を目指しています。
6月6日は、「アンガーマネジメントの日」として、 一般社団法人日本記念日協会に認定されています。「6」秒ルールや、ム(6)カム(6)カの語呂合わせにちなみ、制定されました。
表彰式では、以下の5つの観点に基づいて、受賞企業を選定・表彰しました。
5つの観点とは
- ビジョン・方針
経営理念・経営ビジョン・中期計画などに従業員の人権尊重・ダイバーシティの確立・ハラスメントの防止に関するビジョン・方針をかかげている。
- 人権尊重
国籍、年齢、性別、職位などに関係なく、企業で働くすべての従業員および役員が、それぞれの価値観を尊重し、企業運営に反映できる環境がある。
- 組織風土
従業員は想いを持って企業活動に携わり、お互いを尊重しながら、意欲的に働ける風土がある。
- 教育
職場において適切な「行動変容」を促すための教育のしくみが整備され、研修や学習機会が継続的に設定・実施されている。
- しくみ・制度
経営理念・経営ビジョンの実現に向けた施策として、社内におけるしくみ・制度・規定が具備されている。
「アンガーマネジメント経営賞」ロゴについて

本アワードのAngermanegement Business Leadership Awardの頭文字「ABA」をモチーフにしたカワセミ。
カワセミは海岸や河岸に巣をつくり、卵を孵すことから古来より風波を鎮めると信じられています。
英国では伝説の鳥「Halcyon(ハルシオン)」として神話にも登場し、一般に平穏・平和・幸福の前兆の象徴となっています。
この鳥が「アンガーマネジメント」を共通言語として、ハラスメントのない平穏な場を創り出す、そのような想いを込めてロゴにしています。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。
アンガーマネジメントを学ぶことで、自分自身の怒りを理解し、周囲との良好な人間関係を成立させることができるようになります。
開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立していました。現在では全米の教育機関や企業でも広く導入されており、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に長年活用されています。
近年アンガーマネジメントは、日本をはじめ世界でもその重要性を認められ、公的機関や企業、教育現場、医療現場等で導入が始まっています。日本でも、世界最大組織であるアメリカのナショナルアンガーマネジメント協会の日本支部として、2011年に一般社団法人日本アンガーマネジメント協会を設立させ、文部科学省も重要視するアンガーマネジメントを社会に浸透させています。
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会について
日本アンガーマネジメント協会は、「怒りの連鎖を断ち切ろう」の理念のもと、アンガーマネジメントができる人が増えることで人が人に当たらない社会、怒りが連鎖しない社会の実現を目指しています。
【法人概要】
協会名:一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
所在地:〒105-0014 東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館4階
代表理事: 戸田 久実
設立:2011(平成23)年6月8日
事業内容:アンガーマネジメントに関する個人向け資格講座の運営・認定、資格講座認定者の育成及び活動に関する支援、法人向けアンガーマネジメント研修・講演の実施
URL:https://www.angermanagement.co.jp/
株式会社レビックグローバルについて(事業運営会社)
株式会社ウィザス(東証スタンダード)のグループ会社で2005年創立。お客様の教育システム運用に努め、LMS(学習管理システム)、eラーニングコンテンツ、企業向け動画を提供しています。会社創立以来、蓄積した高度な技術力とノウハウをベースに最適なサービスを提供しています。
【会社概要】
会社名:株式会社レビックグローバル
所在地:東京都港区芝1-5-9 住友不動産芝ビル2号館4階
代表者:代表取締役社長 柏木 理
事業内容: LMS(学習管理システム)、eラーニングコンテンツ、企業向け動画の提供、アンガーマネジメントに関する個人向け資格講座の運営・認定、資格講座認定者の育成及び活動に関する支援、法人向けアンガーマネジメント研修・講演の実施
URL: https://www.revicglobal.com/
本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会事務局広報
TEL: 080-4944-4051
MAIL: pr@angermanagement.co.jp
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