
グループホーム「アトレ」:安心のテクノロジーと温もりの暮らしが出会う場所

生活介護「アルセ」:表現活動をとおして、自分らしく穏やかに過ごせる毎日へ。
■法人紹介と開設の背景
社会福祉法人征峯会(茨城県筑西市)は、2025年7月1日、筑西市上平塚に「グループホームアトレ」と「生活介護アルセ」の2施設を新たに開設いたします。
これらの開設は、重度知的障がい者や強度行動障害のある方々に対し、「安心」「尊厳」「自己表現」を大切にした新しい暮らしの場を提供することを目的としています。
■グループホーム「アトレ」の特長(共同生活援助)
・24時間AIによる見守りと定時の声かけ転倒や事故を未然に防ぎ、落ち着いた生活を実現。安心感を持って過ごせる環境です。
・定員と構成
1階・2階それぞれ10名、計20名の定員に加え、短期入所各1名ずつ受け入れ可能。
・家族的なつながりと温かなコミュニティ
少人数制のため、ご利用者様同士の助け合いや家庭的な関係が自然と育まれます。
・短期入所対応でご家族を支援
冠婚葬祭や急な用事の際など、ご家族の“頼れる場所”として利用可能な短期入所機能を併設。
介護者の心と体を休めるレスパイトケアとしてもご活用いただけます。

光と木のぬくもりに包まれた、みんなが集うやさしい場所

心と体をほぐす、やさしい設計のリラックス空間

安心できる空間だからこそ、自分らしい毎日が始まります。
■AI見守りのしくみ(A.I.Viewlife)とは? 特徴と機能
A.I.Viewlifeは、赤外線センサーや生体センサーを使って、ご利用者様の動きや状態を24時間見守るシステムです。
支援スタッフの目が届かない時間帯でも、「見る・知る・話す」の3つの機能で、安全・安心な暮らしを支えます。
1.見る:部屋の様子をライブ映像で確認
カメラの映像をもとに、ご利用者様の呼吸・動作の状態をリアルタイムで表示。
2.知る:以上を自動で検知・通知
転倒予兆、ベッドからのずり落ち、長時間動きがない、異常な呼吸など14項目を自動検知。
3.話す:声かけやアラートも自動で
「何かお手伝いしましょうか?」「そろそろお食事にしませんか?」など、あらかじめ設定した声かけを自動で再生可能。

プライバシーに配慮しながら、異変を逃さず見守ります。そっと見守る安心が、いつもそばに。

ご利用者様の尊厳を大切にした、シルエットによる優しい見守り。異常時は支援スタッフの専用端末へ即時通知され、迅速な対応につながります。
■生活介護アルセの特長(生活介護事業)
・創作活動による自己表現の場絵画・造形など多彩な素材を用いたアート活動を中心に、一人ひとりの「自分らしさ」を引き出します。表現の手段は人それぞれで、絵だけではない、自由に楽しめる場となっています。
・作品展示・販売による社会参加の促進
完成した作品は施設内外で展示・販売され、ご利用者様の「社会とのつながり」と「達成感」につながります。
・運動プログラムで心身をサポート
無理のない運動を通して、からだをゆるめたり気分を整えたり。安心して過ごせる毎日を支えます。
・スタッフによる定期的な声かけ
安心して活動に取り組めるよう、日々の見守り体制も整えています。
・利用定員(重度知的障がい者対象)
今年度 : 30名 / 令和8年4月~ : 40名

静かで落ち着いた空間が、毎日の安心と表現の土台になります。

その人らしい落ち着いた空間を大切に。自由に使える、可変式ワークスペース

一人でも、みんなでも。気分や目的に応じて自由に使える空間です。

ご利用者様が苦手とされる、音や光などの刺激から少し離れて、個別空間で安心できる場所。気持ちを落ち着けたいときに、そっと寄り添います。

「邪魔されたくない時間」が、そっと守られるやさしい個別空間

■言葉にならない気持ちを、アートで受け止める

破かれた布、丸められたほつれ--思わずこぼれたその行動に、そっと寄り添い、形へとつないだ支援員のまなざしが、この作品を生みました。
アルセでは、アートを「自分の気持ちを表現する場」として大切にしています。
「こうしなければならない」といった枠は設けず、一人ひとりのこだわりや感性をそのまま受けとめ、自由な表現を尊重しています。
たとえば、衣服を破く・ほどくといった行動も、見方を変えれば“その人なりの表現”の一つです。
その背景にある思いや感覚に寄り添いながら、必要に応じて創作の素材としてそっと受けとめることで、安心できる表現のきっかけにつなげています。
支援スタッフも、「正しさ」にとらわれず「穏やかさ」を大切にしながら、日々の関わりを丁寧に重ねています。
作品として形になることよりも、「その人らしさ」が自然にあらわれてくることを、私たちは何より大切にしています。
■アートでつながる地域と福祉
生活介護アルセでは、重度知的障がいがある方々を対象に、アート活動を中心とした創作プログラムを展開しています。一人ひとりの感性やリズムを大切にしながら、自由な表現を楽しむことで、個性が自然と作品として表れます。完成したアートは、その人らしさが詰まった唯一無二のかたちとして、多くの人に感動を与えています。
また、地域とのつながりを育む取り組みとして、アートワークショップにも力を入れています。世代や背景の異なる子どもや大人たちが一枚の大きな布に向かい、色とりどりの絵を描いていくその光景は圧巻です。互いの表現を尊重しながら一つの作品をつくり上げる時間は、障害の有無を超えて心が通い合う、あたたかな交流の場となっています。

アートは、世代の壁も、障がいの有無もやさしく越えていく。色を重ねるそのひとときが、心と心を自然につないでくれる。

ぺったん!!力いっぱい広げた両手が、キャンバスに”今”を刻みます。自由な表現があふれる瞬間。

自由な発想と表現が、唯一無二のアートを生み出します。
■地域とともに、新しい福祉のかたちへ
征峯会は、単なる「施設」ではなく、暮らす人の人生そのものを豊かにする福祉を追求しています。
今回の2施設の開設は、地域社会とともに歩む「誰もが自分らしく生きられる場所」を目指した、新たな一歩です。今後も私たちは、福祉を通じて地域の安心とつながりを育んでまいります。
■お問合せ先
社会福祉法人 征峯会(せいほうかい)

・グループホーム アトレ
茨城県筑西市上平塚595番地3
TEL:0296-48-8065
・生活介護アルセ
茨城県筑西市上平塚587番地5
TEL:0296-48-7444
担当:澁澤
事業推進室 広報
TEL:0296-28-1277
E-mail:press@seihoukai-group.jp
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