
2025年6月1日、株式会社プライムパートナーズコンサルティング(本社:東京都港区赤坂)は、士業特化型AIサービス『士業AI』シリーズの第3弾として、新たに「士業AI【会計】」の提供を開始します。本サービスは、会計分野の疑問に対し、企業会計基準委員会(ASBJ)発行の会計基準のみを参照情報源とし、各回答には該当基準の具体的な項目番号を明記・遷移させることで、「信頼性」と「透明性」を追求したAIチャットツールです。 こちらのURL(https://prime-partners.co.jp/ai-kaikei)より無料でご利用いただけます。
士業AI【会計】の利用はこちら
1. 士業AI【会計】リリースの背景
株式会社プライムパートナーズコンサルティングでは、グループ会社:税理士法人プライムパートナーズを含め、『士業AI【税務】』、『士業AI【相続】』の専門性の高い情報提供のニーズに応えるべく開発を進めてまいりました。特に会計分野においては、参照すべき基準の特定や解釈の複雑さが課題として挙げられ、『信頼できる情報源に特化したツール』の必要性を強く感じていました。
本サービスは士業の専門家の存在を否定するものではなく、
会計士の代わりになる会計士AIのような立て付けではございません。
AIの進化があっても、士業自体の存在がなくなることはなく、本サービスが専門家の方々のサポートとして、広大な知識の索引や論点の整理に利用され、今後の《士業×AI》の発展のひとつになることを祈っております。
2. 公認会計士試験 正答率92% 突破
令和7年 公認会計士試験 第II回 短答式試験 財務会計論を参考にテストを行いました。
昨今、公認会計士試験を指標にしたAIも複数出ておりますが、実際に利用ができるchatbotサービスとしてのAIとしては最高水準の結果を出せていると考えております。他社OpenAI、GoogleGeminiと比較しても遜色ない結果となりました。(試験結果まとめシート)
誤答した2問は計算問題の計算誤りと、選択問題での誘導にひっかかったように思われる内容でした。他AIも誤答していた箇所ではありましたが、今後公認会計士試験もひとつの指標にしならがらアップデートを重ねてまいります。

令和7年 公認会計士試験 第II回 短答式試験 財務会計論(引用:金融庁)解答参考:(引用:CPA 公認会計士 資格スクール様)予想ボーダーライン参考(引用:TAC 資格の学校様)ChatGPT実験時点(25.05.28)の4oモデル、Gemini実験時点(25.05.28)の2.5Flash,2.5Proモデル 士業AIじっくりモード 参照基準指定なし
例:第一問 正解5

士業AI 解答5

Gemini2.5Pro 解答1

ChatGPT 解答3
3. 士業AI【会計】の強み
先述の公認会計士試験の結果が示す通り、士業AIは高い正確性を誇ります。しかし、その本質的な強みは、「信頼性」と「透明性」を軸とした複合的な価値にあります。
1- ASBJ発行の会計基準のみを参照 [信頼性]
情報源を日本の会計基準設定団体であるASBJに限定することで、ノイズの少ない、信頼性の高い情報を提供しています。これにより、汎用型AIにありがちな誤情報の混入リスクや、参照元が不明であることへの不安を解消します。

2- 回答ごとに参照基準の該当項目を明記 [透明性]
各回答に対し、参照した会計基準の具体的な項目番号(例:企業会計基準第X号 Y項など)を明示。これにより、ユーザーは迅速かつ正確に一次情報へのアクセスが可能となり、回答の検証が容易になります。またそのURLからその該当箇所まで遷移し、該当文章の位置や記載を確認することが可能です。

士業AI 「新リースって?」

参考 ASSET-ASBJ リースに関する会計基準
定量的なデータとして、公認会計士試験の検証を行いましたが、AIの性質上100%の正確性というのは難しい壁があると考えております。そのため正確性の検討ができる透明性を重要視しております。
3- 参照基準の柔軟な指定
AIが最適な会計基準を自動で選択するだけでなく、ユーザー自身が特定の会計基準を指定して質問することも可能です。より専門的で深いリサーチをサポートします。 参照基準数を3つまで自身で指定することも可能で、基準を横断した参照可能です。会計専門家や企業の経理担当者の実務における論点整理や基準確認の効率化、また会計を学ぶ方の学習ツールとしても活用可能です。
企業会計基準委員会 ASBJ(https://www.asb-j.jp/jp)

特定の会計基準を自分で指定、自動選択も可能
4. 士業AI【会計】の料金
『士業AI【会計】』は、これまでの『士業AI』シリーズと同様、完全無料・会員登録不要で提供いたします。
しかし、士業AI税務をはじめ現時点でも多くの方にご利用いただいておりますため、想定を超える利用によってサービスの継続が難しいと判断した場合には、一部制限や無料範囲の枠を用意することご理解いただけますと幸いです。
※利用にあたっては利用規約をご確認ください。
※具体的な会計処理の判断や財務諸表の監査等が必要な場合は、必ず公認会計士などの専門家にご相談ください。
士業AI の今後の展開
プライムパートナーズグループは今後も『士業AI』シリーズとして、労務・法務・登記・知財など他の士業領域にも対応したAIツールの展開を予定しています。ユーザーからのフィードバックを元に、さらなる機能改善や、専門家向けの高度な機能開発も視野に入れております。 「専門家の知識のサポートツールとして」「一般の方が正確な情報にたどり着く入口として」──今後も、信頼性と使いやすさを両立するAIを目指して、開発を継続してまいります。
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代表コメント
代表取締役
島本 雅史
近年、AIチャット技術は目覚ましい進化を遂げ、私たちの生活やビジネスの在り方を大きく変えつつあります。
しかし特に会計分野のように、法律や制度、公式基準に基づいて判断を行う士業の世界では、何よりも 「情報の根拠が明確であること」 が重要です。
現状の生成AIは、確率的に「もっともらしい」回答を作り出す仕組みであり、情報の出典や根拠が明示されないため、正確性の裏付けが取れないリスクがあります。士業に携わる専門職として、このリスクを正しく認識し、慎重にAIを活用する姿勢が求められています。
当社は、大手監査法人において22年間、上場・非上場企業の監査および会計アドバイザリー業務に従事してきた公認会計士が代表を務め、その豊富な専門知見と最新テクノロジーを融合させることで、こうした課題の解決に挑んでまいりました。
その取り組みの一つが、今回開発した 士業AI【会計】 です。
このサービスは、ASBJ(企業会計基準委員会)の公表する会計基準のみを参照し、正確かつ信頼性の高い情報を、根拠を明示した形で提供することを目指しています。士業に携わる皆様、そして正しい情報を必要とするすべての方々が、安心してAIを活用し、判断できる環境をつくることが、私たちの使命です。
今後とも、士業AI【会計】をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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