株式会社エッチ・ケー・エス(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長:水口大輔、以下HKS)は、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」および「人とくるまのテクノロジー展 ONLINE STAGE1」に出展いたします。
今年度のテーマは 『未来を加速するエネルギーとテクノロジー』
最先端のEV技術や持続可能なモビリティを実現する革新的ソリューションをご紹介いたします。

【主な展示内容】
1.HKS e-HIACE MULTI ENERGY CONCEPT

液体・気体燃料、電気 それぞれのCNエネルギーが動力源となるマルチエナジー
持続可能な世界を目指す「カーボンニュートラル社会」に向けて、クルマを取り巻く環境は急激に変化しています。
HKSは「液体」「気体」燃料および、「電気」それぞれのカーボンニュートラル(以下CN)エネルギーを動力源とする、新しい発想の「マルチエナジー」コンセプトを提案します。
■HVコンバージョン構造
1.エンジン
・純正エンジンは発電専用として使用し、高効率で運転を行う「シリーズハイブリッド方式」を採用。
・「バイフューエルシステム」開発で培った技術を応用し、液体・気体の両方のCN燃料に対応。
液体燃料:HKS CN Fuel(開発中)・バイオエタノール・NH₃混合
気体燃料:グリーン水素、CNメタン、RNG(再生可能天然ガス)、CN-LPG
・既存エンジンを活用する「サステナブルチューニング」で脱炭素化の実現を提案。
2.モータ
・純正AT (オートマチックトランスミッション)搭載位置に発電モータと駆動モータを設置。
・プロペラシャフト以降の駆動系は純正を流用。
3.燃料系
・従来の燃料タンクに加え、バッテリーを車両中央床下に、CNGタンクを車両後方床下に配置。
・「給油口」、「充電口(急速・普通)」、「ガス充填口」の3つのエネルギーポートを備え、多様な
エネルギーに対応。
高負荷の電気デバイス利用や、災害時・停電時の電源供給車両としての活用も想定しています。
※展示会では構成部品の一部を展示予定。
2.旧世代エンジンの高効率化による脱炭素社会への新アプローチ

内燃機関分野におけるサステナビリティ課題に対する取り組み
HKSでは『旧世代エンジンの高効率化による持続可能な社会への新アプローチ』として、主に1990年代に製造されたエンジンを対象に高圧縮比化、副室燃焼、高耐ノック性CN燃料対応といった高効率化技術の開発を進めています。
・熱効率25.5%のベースエンジンで開発を進め圧縮比15.5に変更、現時点で最大熱効率40.6%を達
成。(従来比+15.1ポイント向上)
・既販車エンジンの高効率化で、新車製造および廃棄に伴う資源消費やCO2排出を含むライフサイクル
全体(LCA)での環境影響低減にも貢献。
HKSの強みであるレトロフィット技術を活用、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一手として位置づけています。
■展示品
1.高効率シリンダヘッド(スカイラインGT-R用RB26エンジン)
・急速燃焼を可能にするプレチャンバ(副室燃焼)、および高圧縮比対応技術を搭載。
2.組立式ピストン(高連桿比仕様)(スカイラインGT-R用RB26エンジン)
・新開発の削り出し2ピースピストンにより、ブロック高さを変更せずに、ストロークアップおよび、コンロッド長の延長を実現。
3.3Dカムシャフト ラジアル(放射状)バルブ
・5軸研削が可能なHKSカム研削機(EMAG社製)を使用し、従来では困難だった3Dカムプロフィール
の製作が可能に。
3.サスペンション 受託業務(開発、製造、試験)

HKSでは、長年にわたって培ってきたサスペンション開発のノウハウを活かし、以下の分野における製品・サービスを展示いたします。
■ 純正形状ショックアブソーバおよびスプリング用品の開発・製造受託
自動車メーカーおよびアフターパーツ市場向けに、高品質な製品の開発・製造受託。
■ サスペンション部品の試験受託
耐久試験・性能評価・環境試験など、多様な試験ニーズに対応可能な受託試験サービス。
■ 電子制御ショックアブソーバ
走行状況や車両状態に応じて減衰力を自動制御、先進技術を搭載した電子制御ショックアブソーバ。
■競技用サスペンション( ダートトライアル用)
モータースポーツの現場で鍛えられた、過酷な走行環境に対応可能な競技用サスペンション。
■開催情報

人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA(主催:自動車技術会)
■開催期間:2025年5月21日(水)~5月23日(金)
■会場:パシフィコ横浜 展示ホール・ノース
■小間番号: 475(展示ホール)
■URL:展示会オフィシャルサイト https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/yokohama/
人とくるまのテクノロジー展 2025 ONLINE STAGE1(主催:自動車技術会)
■開催期間:2025年5月14日(水)~6月4日(水)
■HKS特設サイトURL: 人とくるまのテクノロジー展2025YOKOHAMA ONLINE展示会
HKSは1973年の創業以来、自動車用アフターマーケットの分野でエンジンパーツ、ターボ、マフラー、サスペンション、エアクリーナー、電子制御部品などのハイパフォーマンスパーツを世界中の車好きに喜んでいただける商品を提供し、「チューニング」の文化を築き上げたリーディングカンパニーです。
また、アフターマーケットでの製品開発経験を生かし、自動車メーカー様からの受託開発や生産の経験も多く、近年では高効率化エンジン開発や、環境省の補助金事業であるバッテリー交換式EVトラックの実証事業などにも携わり、持続可能な脱炭素化事業への取り組みも進めております。

プレチャンバ+ラジアル(放射状)バルブ

EVトラック向け 交換式バッテリーパック※
(※環境省委託事業『バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組み合わせによるセクターカップ
リング実証事業(バッテリー交換式EVとバッテリーステーション活用による地域貢献型脱炭素物流構築)委託業務』に採用)
【本件に関するお問い合わせ先】
名 称: 株式会社エッチ・ケー・エス
住 所: 静岡県富士宮市北山7181
TEL : 0544-29-1111
W E B : HKSグローバルサイト https://www.hks-global.com/
HKSオフィシャルサイト https://www.hks-power.co.jp/
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