アルメニアパビリオン 「平和の交差点」から考える未来社会 - Kyodo News PR Wire|RBB TODAY
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アルメニアパビリオン 「平和の交差点」から考える未来社会



~スタッフとの対話から広がる、教育と未来への視点~

2025年8月27日
EXPO2025 News Vol.14
大阪・関西万博メディアセンター

アルメニアパビリオン 「平和の交差点」から考える未来社会

~スタッフとの対話から広がる、教育と未来への視点~ 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508274145-O6-0dSU6Dae

館長のエディク・ハルチュニャンさん(左)と

デジタル教育プログラム「TUMO」を受講しているヤナ・アラケリャンさん(中央)とミレナ・サハキャンさん(右)

 

 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス南部に位置する内陸国、アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教とした歴史を持ち(※1)、修道院建築や宗教美術などの歴史的名所が今も各地に残されています。約6100年前に洞窟からワイン醸造跡が見つかる(※2)など世界最古のワイン生産地としても知られ、長い歴史の中で豊かな文化と伝統を育んできました。

 

 パビリオンでは、こうした歴史や文化を紹介するとともに、近年力を入れているICT分野の取り組みや同国発のデジタル教育プログラム「TUMO(ツーモ)」(※3)にも焦点を当て、次世代に向けた活動も紹介しています。スタッフによる案内を通して、同国の魅力や発展への理解をより一層深めることができます。

 

■パビリオン紹介

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508274145-O8-J0361D78

8つの柱が並ぶアルメニアパビリオン

 

 「コモンズ F 館」に位置するアルメニアパビリオンは、「現在と未来を支える柱」をテーマに、 8 つの柱に光と映像を投影し、歴史や文化遺産から ICT ・教育、平和の取り組みに至るまで、同国の歩みを紹介します。

 

 国土をかたどった模型には各都市を結ぶ交通網が映し出され、アジアとヨーロッパをつなぐ「平和の交差点」としての役割を示します。山々に囲まれた地形を再現した模型では、季節ごとに変化する自然や食文化、ワイン産業などの観光資源を映像で伝えます。さらに「革新」と名付けられた柱では、急成長を遂げているICT産業を中心に、観光やテクノロジー分野へ広がる同国の産業動向を示しています。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508274145-O10-vcnSiYNp

デジタル教育拠点TUMOセンターを模した展示

 

 展示の後半では、同国発のデジタル教育プログラム「TUMO」を紹介します。2011年に首都エレバンで設立されたこのプログラムは、学校教育を補完する形で、プログラミングやゲーム開発、アニメーション、デザインなど10以上のIT分野を無料で学べる仕組みです。学習は、オンラインでの自主学習、ワークショップ、専門家による特別セッションの3段階で進められます。学びの場となる施設は「TUMOセンター」と呼ばれ、ドイツ、フランスなど世界8か国11都市に展開されています。今年7月には、群馬県高崎市にアジア初のデジタル教育拠点「TUMO Gunma」が開設されました(※4)。パビリオンでは、実際にTUMOを受講しているスタッフが、自身の体験を交えて案内します(※5)。2022年から受講しているミレナ・サハキャンさんは、これまでグラフィックデザインやモーショングラフィックについて学んだといいます。TUMOの魅力について、「IT分野に関するスキルや知識だけでなく、歴史や文化など幅広い分野に関する好奇心を養い、視野を広げるきっかけになった」と説明し、「展示を通して、パビリオンを訪れる若い世代に小さな一歩でもいいから、好きなことや興味があることを学び続ける大切さを伝えたい」と思いを語りました。

 

 数千年にわたり受け継がれてきた宗教や芸術、ワインづくりなどの文化遺産に加え、教育を通じた人材育成は未来へ受け継がれる取り組みとして紹介されています。アジアとヨーロッパをつなぐ「平和の交差点」としての役割を強調しながら、国際交流や相互理解の重要性を伝えるアルメニアパビリオン。展示だけでなく、スタッフによる説明や実体験の共有を通じて、多角的に理解を深められるのも特徴です。

 

■9月5日(金)「アルメニア」 ナショナルデー

 ナショナルデーでは、アルメニアの歴史と文化を彩る多彩なアーティストたちが、同国の魅力を表現します。アルメニア国立民族音楽舞踊センターによる演目では、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統舞踊「コチャリ」を披露します。コチャリは、横一列あるいは円陣を組み、隣り合う人と腕を組んでステップを踏みながら共同体の結束と連帯を象徴する舞踊です。

 

 また、ナショナルデー関連イベントでは、指揮者、カレン・ドゥルガリャン(Karen Durgaryan)率いるアルメニア国立オペラ・バレエ劇場管弦楽団が、アラム・ハチャトゥリアン(Aram Khachaturian)やアルノ・ババジャニアン(Arno Babajanyan)といった同国を代表する作曲家の作品を演奏するほか、ジャズピアニストのバハグン・ハイラペティアン(Vahagn Hayrapetyan)さんによるソロコンサートも開催します。大阪府出身で、国内外で活躍する気鋭の現代美術作家・小川貴一郎さんとアルメニア人デザイナー、アルミネ・オハニアン(Armine Ohanyan)さんのコラボプログラムでは、アルメニア文化から着想を得た作品「着る彫刻」を披露します。アートとファッションを通じて、アルメニアと日本の文化を融合させたプログラムです。ナショナルデーでの踊りや音楽、ファッションに込められた表現は、同国が築いてきた文化や歴史を次世代へとつなぐきっかけとなります。

 

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アルメニア共和国

テーマ:現在と未来を支える柱

首都:エレバン

面積:2万9,800k㎡

人口:280万人

言語:アルメニア語

※「2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博公式 ガイドブック(第二刷)」より

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(※1) 参考 Britanica – Armenian Apostolic Church

https://www.britannica.com/topic/Armenian-Apostolic-Church

(※2) 参考 NATIONAL GEOGRAPHIC – Earliest Known Winery Found in Armenian Cave

https://www.nationalgeographic.com/culture/article/110111-oldest-wine-press-making-winery-armenia-science-ucla

(※3) 参考 TUMO – CENTER FOR CREATIVE TECHNOLOGIES  https://tumo.org/

(※4) 参考 TUMO Gunma特設サイト  https://tumogunma-lp.jp/

(※5) シフト勤務のため、TUMOを受講しているスタッフが常にパビリオンにいるわけではありません。

 

 

 

9月9日(火)以降開催主な催事会場でのイベント情報(一部)

開催日時、内容は告知なく変更する場合がございます。最新情報はこちらから、イベント名を入力してご確認ください。

https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events

 

■ナショナルデー

 

「大阪・関西万博」の会期中、ほぼ毎日繰り広げられる「ナショナルデー」。

国ごとにテーマを定め、公式式典や多彩な文化プログラム、パレードなどが開催されています。

9月9日 (火) ベトナム社会主義共和国 

9月10日(水) スロバキア共和国

9月11日(木) ガーナ共和国 

9月12日(金) イタリア共和国

9月13日(土) フランス共和国

 

■イベント

 

「 大阪・関西万博 『ハロウィーン・ホラー・ナイト』出張イベント」

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508274145-O13-qgH6sl25

 

日時:9月9日(火)18時30分~18時45分、19時30分~19時45分、20時30分~20時45分

場所:コネクティングゾーン ポップアップステージ 北

内容:

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの『ハロウィーン・ホラー・ナイト』で毎年ハロウィーンの夜に大量出現し、パークのストリートを超絶叫と混乱に陥れてきたゾンビたちが、ついにはパークを抜け出して、夜の大阪・関西万博に出現します。そんな中、突如会場に音楽が響き渡るとゾンビたちが踊りまくる「ゾンビ・デ・ダンス」がスタート。ゲストは超狂暴ゾンビ、『ハロウィーン・ホラー・ナイト』の人気者である不気味なクマ「ハミクマ」、そして大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」と一緒になって我を忘れて踊りまくり、会場は“超熱狂空間”に一変。踊り切ったゲストは心も身体もスッキリし“超元気”に!

URL https://www.usj.co.jp/company/news/2025/0822/

 

■クイズ・謎解き

 

「 マレーシア館・万博記念館パビリオン ポップクイズ & ピン交換ソーシャルイベント

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508274145-O14-896Z4Utn

 

日時:9月10日(水)14時30分~16時(9時開場)

場所:エンパワーリングゾーン マレーシアパビリオン

内容:

ポップクイズセッションに参加して、家族連れ、観光客、そして好奇心旺盛なすべての方々にぴったりな、楽しくインタラクティブなプログラムをお楽しみください!30分間のクイズでは、トリビア、なぞなぞ、そしてフレンドリーな競争を通じて、会場の皆さまが一体となります。「小さなピンで、大きなつながり!」では、ピンを持ってきて、他の人と交換してみましょう。単なるコレクターの趣味ではなく、友情が生まれ、文化が交流し、思い出が作られる体験です。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/235bb1f8-f290-43e5-98fe-6449531f4921

 

■パフォーマンス

 

 「【韓国】OSAKA K-TRAD DANCE & MUSIC!! ~韓国の伝統舞踊と伝統音楽(楽器,民謡)の饗宴~

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508274145-O15-fRy1o52N

 

日時:9月14日(日)11時~17時(10時30分開場)

場所:エンパワーリングゾーン フェスティバル・ステーション

内容:

世界が熱狂するK-POPならぬ、K-TRAD(※TRADITIONAL)の素晴らしさを、大阪から発信。韓国伝統舞踊の厳かで落ち着いた舞から、軽快で迫力のある舞まで、さらには、韓国の伝統民謡や、伝統楽器の演奏なども交えて、多くの皆様に楽しんでいただける演目です。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/495fb5be-d1f9-40aa-aaa8-4e4c07b9b4fd

 

 

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