イタリアでCOVID-19第一号患者を担当した医師の手記『イタリアからの手紙 コロナと闘う医療従事者たちの声』【6/17発売】 - DreamNews|RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

イタリアでCOVID-19第一号患者を担当した医師の手記『イタリアからの手紙 コロナと闘う医療従事者たちの声』【6/17発売】

新型コロナ感染症患者を担当した医師は、予兆から感染拡大まで最前線で何を感じ、どう行動したのか──


株式会社ハーパーコリンズ・ジャパンは6月17日、イタリアで新型コロナウィルス感染者第一号を診た医師による記録『イタリアからの手紙 コロナと闘う医療従事者たちの声』(ラッファエーレ・ブルーノ&ファビオ・ヴィターレ [共著] 田澤 優子[訳] 笠原 敬(奈良県立医科大学 感染症センター センター長)[監修])を発売いたします。



中国・武漢で新種のウィルスが発見されたと小さく報じられてからほどなくして、サン・マッテオ総合病院の感染症科部長を務める医師のもとに高熱を出し呼吸困難を起こしたひとりの青年が運ばれてきます。彼こそ、Covid-19──新型コロナウイルス感染症のイタリアの第一号患者でした。本書では、その患者を担当し、イタリアで最大の被害を受けたロンバルディア州でこの感染症と闘った医師ラッファエーレ・ブルーノが、ニュースチャンネル〈Sky TG24〉のキャスターであるファビオ・ヴィターレとともに、発生から最初の数か月間にわたる医療現場の日々を語っています。

未知のウイルスに直面している何千人、何万人もの人々の命を救うために奮闘してきた医療従事者の目を通して見る恐ろしい日々。本書はそれを追想する物語でもあります。逆境や未曾有の災害に直面したとき、「普通」が「特別」であること、そして自分の中で本当に大切なものを見つめなおす必要があることを改めて教えてくれます。いま、日本が感染者抑制にはいたっておらず、辛い時期にいるからこそ手に取っていただきたい一冊です。

書籍詳細はこちら
https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/13870

●本書監修・笠原敬先生(奈良県立医科大学 感染症センター センター長)より
「3月18日夜、軍用車の長い列がベルガモの中心地を横切った」
この一文は、2020年春、イタリアで火葬が追いつかず軍が支援に乗り出したというニュースで見たトラックの長い車列を私に鮮明に思い起こさせた。ああ、やはりあれは事実だったのだ。イタリアの人口は日本の約半分だが感染者数は日本の約6倍、そして死亡者は約10倍にのぼる。
本書はそんな悲劇の地イタリアで第一線の感染症医が医師として、そして一人の人間としてどう考え、行動したかが克明に記されている。同じ感染症医として本書の内容は医学的に正確に描かれていることを保証する。ただひとつ、本書の結びにある「普通は特別なのだ」という言葉は、間違っていたと思い直す未来がくることを願いたい。


●本書より
このパンデミックにまつわるさまざまなエピソードを、私たちみんなの記憶として共有できれば、未曾有の闘いの最前線に立った医師や看護師たちが払った犠牲も無駄にはならない。多数の患者を死から引き離そうと命がけで闘った人のがんばりを忘れなければ、次の世代にもっと安全な未来を約束できる。この記憶は、今日よりも明日の、新たな危機に立ち向かう最強の武器になるはずだ。



【著者紹介】
ラッファエーレ・ブルーノ Raffaele Bruno
パヴィア大学教授。感染症が専門。サン・マッテオ総合病院感染症科部長。1991年パヴィア大学医学・外科学部卒業。卒業後、同大学サン・マッテオ総合病院感染症科に勤務し95年より助教授、2019年より現職。200以上の論文を国際的な医学雑誌に発表し、多数の学会に所属。イタリア医学百科事典の感染症に関連する項目の著者を務める。

ファビオ・ヴィターレ Fabio Vitale
ジャーナリスト。イタリアのニュースチャンネル〈Sky TG24〉のキャスター。政治、経済の分野を主に担当し、イタリアや海外でも特派員として活躍している。






【書誌情報】
価格:1,430(税込)
頁数:176
ISBN:978-4-596-55166-5 C0098


書籍詳細はこちら
https://www.harpercollins.co.jp/hc/books/detail/13870


配信元企業:株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ
page top