LIGHTSUMが再デビューする。
その舞台は韓国ではなく、日本だ。
サンア、チョウォン、ナヨン、ヒナ、ジュヒョン、ユジョンからなるLIGHTSUMは9月16日、日本デビューミニアルバム『Re:idol』のタイトル曲『どうして』を先行配信し、本格的な日本活動をスタートさせた。
まさに大胆なイメージチェンジだ。今回のコンセプトフォトは、これまでのK-POPファンを驚かせるものとなっている。
青を基調に、華やかなレースやフリル、カラフルなリボン、王冠のアクセサリーを組み合わせた衣装は、一般的なK-POPガールズグループのスタイリングとは明らかに一線を画している。典型的な日本のガールズグループを思わせるスタイルは、所属事務所のCUBEエンターテインメントによると、“カワイイ”をコンセプトにしているという。

注目すべきは、LIGHTSUMが今回選んだ路線が、日本でも大衆的なメインストリームではないという点だ。一般的にK-POPガールズグループが日本へ進出する際は、現地の10~20代が憧れる洗練された清純系やガールクラッシュ系のスタイルを打ち出すことが多い。
そのため、LIGHTSUMの今回の動きは異例と言える。大衆受けではなく、サブカルチャーシーンを狙う意図がうかがえる。一般層やK-POPファンにとってはやや高いハードルを受け入れてでも、忠誠度の高いコアなファン層を獲得しようという意志が感じられる。
徹底した“日本仕様”で新たなファン層を狙う


音楽も徹底して現地化している点にも注目だ。『どうして』は、片思いのときめきや焦りを描いた歌詞に、直感的で中毒性のあるJ-POPのメロディーを乗せた楽曲。胸がときめく感情を表す日本語のキュンを取り入れた“キュンハート”の振り付けなど、パフォーマンス全体にも日本的な要素が反映されている。
アルバムの収録曲にも、こうした方向性がはっきり表れている。完全書き下ろしの『どうして』『Fallin’ World』『Stop And Go』『夜を歩く君へ』に加え、既発表曲『POSE!』を“カワイイバージョン”として新たにアレンジして収録。コンセプトの一貫性を図った。


プロモーションも、日本のファンに密着した形で展開する。9月27日の北海道を皮切りに、東京、大阪など主要都市でのミニライブのほか、ハイタッチ会や個別サイン会を行う。さらに、日本特有のアイドル文化であるツーショット撮影会も実施し、現地ファンとの距離を縮めるという。
「記憶に残る存在になりたい」6人が懸ける再スタート
このように、徹底的に日本に染まるLIGHTSUMだが、2021年6月のデビューから5年以上も活動しているK-POPガールズグループにとって、決して簡単に下せる決断ではなかっただろう。
K-POPという看板によって得られる効果を手放し、徹底した現地化戦略で勝負しなければならないという現実的な負担が伴う。
それだけに、LIGHTSUMの今回の変化からは、必ず突破口を見つけようとする強い覚悟が感じられる。彼女たちの日本での再デビューまでの過程は、ABEMAのオリジナルドキュメンタリー『Re:idol』を通じて、余すところなく伝えられている。


今回のアルバムは、6人そろっての新譜としては2年ぶりとなる。同ドキュメンタリーでメンバーたちは、「ファンの皆さんが私たちのことを忘れてしまうのではないかと、不安で心配だった」と胸の内を明かしたほか、カワイイコンセプトへの大幅な路線変更についても「想像もしていなかったことなので、正直驚いた」と打ち明けている。
ただ、メンバーたちの決意はこれまで以上に固い。率直な話し合いを通じて気持ちを一つにしていく中で、「楽しく、楽しみながらステージに立つために、何倍も努力する」と誓った。
そして、「何者にもなれず消えていくよりも、後から振り返ったときに“あんなに一生懸命生きていたんだな”と思ってもらえるような、記憶に残る存在になりたい」と語っていた。


日本で再デビューという大胆な勝負に挑むLIGHTSUMが、新たな活路を切り開くことができるのか、K-POP界の関心が集まっている。
LIGHTSUMの日本デビューアルバム『Re:idol』は9月23日に正式リリース。



