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スマホは「知能型手電話機」、キャラメルは「煮詰め乳脂肪飴」 北朝鮮と韓国の言葉の隔たり大きく

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スマホは「知能型手電話機」、キャラメルは「煮詰め乳脂肪飴」 北朝鮮と韓国の言葉の隔たり大きく
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「社会交際網」に「煮詰め乳脂肪飴」。

南北分断以降、韓国と北朝鮮では日常的に使われる言葉の隔たりが大きく広がっていることが分かった。

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特に北朝鮮では、社会・文化の変化や体制の特徴を反映した新たな表現が次々と生み出されており、南北間の言語の異質化がさらに進んでいるとの指摘が出ている。

9月10日、韓国国会の外交統一委員長を務めるソン・ソクジュン議員(与党「国民の力」)が、統一部傘下の「キョレマル大辞典南北共同編纂事業会」(以下、事業会)から提出を受けた資料によると、韓国と北朝鮮は1948年にそれぞれ政府を樹立して以降、異なる社会・文化的環境を経てきたことで、日常的に使われる言葉にも大きな違いが生じているという。

北朝鮮で使われている独特な表現を見ると、その違いはより鮮明だ。スマートフォンは「知能型手電話機」、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は「社会交際網」と呼ばれている。豆乳は「豆甘汁」、キャラメルは「煮詰め乳脂肪飴」と表現し、試験や評価で5点満点を取った場合は「5点花」と呼ぶ。ごみや廃棄物を出さないようにする取り組みは、「零汚物化事業」と表現している。

韓国
(写真=スポーツソウル日本版編集部)

日常生活で使われる言葉にも、韓国とは大きな違いがある。北朝鮮では調味料を「味出し」、サッカーで相手ゴール前からゴールを決めるための最後の仕上げを「門前結束」と表現する。また、父親の弟にあたる「叔父」を「三寸父」と呼ぶなど、韓国ではなじみのない表現も使われている。

南北間の言語の異質化は、数字からも確認できる。2007年の調査当時、南北の辞書に共通して収録されていた単語は21万3771語だったが、そのうち8.8%は表記が異なっていた。また、「キョレマル大辞典」に収録された語彙のうち、韓国でのみ使われている言葉は4万3964語(18%)、北朝鮮でのみ使われている言葉は2万4243語(10%)だった。

その後も、異なる社会・文化的環境の中で新たな言葉が生み出され続けており、南北間の言語格差はさらに広がっている。

特に、金正恩(キム・ジョンウン)体制になってから、北朝鮮の辞書に新たな語彙が大量に追加された点も注目される。北朝鮮が2017年に発行した『朝鮮語大辞典』増補版には、従来の辞書にはなかった4万5354語が追加された。「島で起きた大きな変化」を「天地開闢」にたとえた「天島開闢」や、自分のすべてを捧げて人民のために尽くすという意味の「滅私奉公」など、北朝鮮の社会や体制の特徴を反映した表現も新たに登場した。

北朝鮮当局による韓国式の言葉に対する統制も、言語の異質化を進める要因として指摘されている。北朝鮮は2020年の「反動思想文化排撃法」に続き、2023年には「平壌文化語保護法」を制定し、いわゆる「傀儡語法」に対する取り締まりを強化した。これにより、「オッパ(お兄さん)」のような韓国式の表現の使用を制限し、職務や役職名の後ろに「~様」にあたる「~ニム」を付ける表現なども規制しているという。

「キョレマル大辞典」は、南北の国語学者が異なるようになった語彙や言語規範を集め、共通の辞書を作るために2005年から進めてきた事業だ。韓国の『標準国語大辞典』と北朝鮮の『朝鮮語大辞典』を比較し、双方で使われている語彙や意味を整理するとともに、「ノドン(南)―ロドン(北)」のような表記の違いや、異なる言語規範を一つの辞書に収録する作業を進めている。

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ソン委員長は、「南北の言語の異質化は単なる表現上の違いにとどまらず、今後の南北交流において意思疎通の混乱につながる可能性がある。これを防ぐためにも、新語や専門用語について継続的に調査し、南北の言語の違いを正確に把握するとともに、その隔たりを縮めるための努力を続けていく必要がある」と述べた。

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《スポーツソウル日本版》

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