今回紹介するのは、YouTubeチャンネル「mu mu」を運営するmu muさんのデスクだ。30代の在宅ワーカーであるmu muさんは、1日のほとんどをこのデスクで過ごしているという。モノトーンをベースに好きな色やモノを少しずつ取り入れ、シンプルでありながらモチベーションの上がる空間を作り上げた。
ポイントは「白で統一」と「分離収納」。デスク上は集中できる環境に保ちつつ、雑貨類は別のワゴンにまとめるという明確な使い分けが特徴だ。今回はそのこだわりをたっぷり紹介する。
統一感を生む1枚板の白い昇降式デスク
まず、デスクは楽天で購入したというFlexiSpotの電動昇降デスク「EF1」だ。サイズは横幅140cm×奥行き70cmと、在宅ワーク用としては十分な広さ。価格は約2~3万円だったという。
mu muさんがこのデスクを選んだ最大の理由は「1枚板であること」だった。
「この1枚板の白で探してて、ここ半分に分かれてる2枚板のやつとかが結構多くって、色々探した結果、楽天にあって買ったって感じです」
電動昇降デスクは大型サイズになると、脚の機構の都合で天板が中央で分割された2枚板構成の製品が多いが、「EF1」は継ぎ目のない1枚板の天板を採用したモデル。白で統一された1枚板の天板は視覚的なノイズがなく、集中できる作業台の土台として理想的な仕上がりだ。長時間のデスクワークに合わせて立ち姿勢と座り姿勢を切り替えられる昇降機能も、在宅ワーカーには嬉しい仕様である。

あえてオフホワイトを選んだチェア選び
デスクとセットで使っているのが、Amazonで購入したオフホワイトのゲーミングチェア。ここにもこだわりがある。
「真っ白じゃない色を選びました」
デスクが真っ白だからこそ、チェアはあえてオフホワイトにすることで、空間に柔らかさと奥行きを持たせているのだ。モノトーン統一といっても、単純に同じ色で揃えるのではなく、トーンの違いで表情をつける繊細な色使いが感じられる。
機能面もしっかりしており、90°から135°までのリクライニング&ロッキング機能、座面高さ48.5~54.5cmの昇降調整、5本脚のダブルホイールキャスター、通気性を考慮した背もたれサイドのメッシュ素材など、長時間の作業を支える仕様が揃っている。ヘッドレストは背もたれと一体型で、頭部をしっかり支えるボリュームのあるクッションになっているのも特徴だ。
ゲーミングチェアを名乗りつつも、左右が大きくせり出したバケットシート型ではなく、ソファに近いフラットな座面を採用している点は、インテリアとの馴染みやすさにもつながっている。
一方、座り心地については「可もなく不可もなく」という率直な感想も述べている。
そこで座面にはお尻に優しいクッションを置き、背もたれにはIKEAのクッションカバーをつけたクッションを配置するという工夫で、快適性を後付けで補完しているとのこと。既製品のチェアに自分仕様のカスタマイズを加えることで、長時間の作業にも耐えられる環境を作り上げた。

縦横で役割を分けたデュアルモニター構成
「モニターは2枚繋いでるんですけど、そのガジェットにそんなこだわりはないので、映ればいいやって感じで。2、3万円くらいのやつを、適当に2枚置いてます」
mu muさんは「ガジェットにはこだわりがない」と語るが、モニターの配置には明確な役割分担がある。左側は縦置きにしてカレンダーやスケジュール管理アプリを常時表示、右側は横置きでメインモニターとして仕事・動画編集・ゲームに使用するという構成だ。表示内容に合わせたモニター利用で、作業効率を高めている。
モニター自体には投資を抑える一方で、後述する透明のモニタースタンドにはこだわりを見せる。デスク全体を貫く「割り切る場所と、こだわる場所を明確に分ける」という姿勢が、モニター周りにも表れている。

IKEAのブックスタンドとiPadで作るサブスペース
デスクの端に置かれているのが、IKEAのブックスタンドだ。ここにはmu muさんが仕事で使うノート類がまとめられている。
「ここは自分の仕事で使うノートとか、思考整理する時にこういう大きいノートが使いやすいので、こういうのを入れてたり、ペーパーカッターとかカッターマットを入れてます」
思考整理用の大きめノート、ペーパーカッター、カッターマットなど、頻繁に使うアイテムをすぐ手に取れる位置にまとめている。デスク上に置きっぱなしにするのではなく、ブックスタンドに立てて収納することで、必要な時だけ取り出せる導線を作っているのだ。
その隣にはiPadを配置。音楽を流したりアニメを見たり、サブモニター的な役割で活用しているという。作業のメインはあくまでPCに据えつつ、気分転換や情報補助はiPadに任せるという役割分担ができている。

こだわりの人気キーボードと透明のモニタースタンド
デスクの中央に置かれているのは、YUNZIIのメカニカルキーボード「YUNZII X98」。mu muさんが特に「透明好き」を公言しているアイテムでもある。
「YUNZII X98」は、QMK/VIAに対応したワイヤレスメカニカルゲーミングキーボードで、mu muさんが使っているモデルはホワイトカラーで、「Snow リニア」というリニアスイッチを採用したモデル。透明感のある筐体デザインと、RGBライティングによる光り方の美しさ、心地よい打鍵音が特徴で、白基調のデスク環境にぴったりの一台となっている。
そしてもうひとつ注目したいのが、モニターの下に敷かれた透明素材のスタンドである。こちらはAmazonで購入したもの。
「このスタンドもAmazonで買いました。透明なのですごいお気に入りです」
モニターの質はと割り切っているmu muさんだが、スタンドは透明素材にこだわった。存在感を消しながらモニターの高さを調整できる透明スタンドは、白統一のデスク上で視覚的なノイズを生まない優秀なアイテムだ。「どこにこだわり、どこを割り切るか」というメリハリの効いた選択が、キーボードとスタンドの両方に表れている。

ストレスを避けてあえて選んだLogicoolの有線マウス
デスク周りをすっきり見せるうえで、無線ガジェットを選ぶ人は多い。しかし、今回のデスクで使用されているのはLogicool製の有線のマウス「G203」。
「G203」はLogicoolのゲーミングブランド「Gシリーズ」のエントリーモデルとして高い人気を誇る一台で、価格帯は3,000~4,000円前後と手頃ながら、最大8,000DPIの光学センサー、1000Hzのポーリングレート、85gの軽量ボディを備えている。標準的な有線マウスの約8倍という応答速度は、ゲーム用途はもちろん、PC作業でのカーソル操作の快適さにも直結する。さらにマウス本体にはLIGHTSYNC RGBによる16.8色のライティング機能も搭載されており、白デスクの上で控えめに輝く姿は見た目のアクセントにもなる。
「本当は無線がいいんですけど、なんかやっぱ途切れたりするのが結構ストレスだったりするので、今は有線使ってます」
見た目のスマートさよりも、日々の作業で感じる小さなストレスを取り除くことを優先した判断である。長時間デスクに向かう在宅ワーカーにとって、無線マウスの接続が途切れると思考がストップし、仕事にも影響が出ることも。有線マウスは機能性と快適性を天秤にかけて出した答えだろう。
「作業用」と「ゲーム用」を1台でまかなえる汎用性の高さも、このマウスを選んだ理由の一つと言えそうだ。

集中を生む分離収納という発想
今回のデスクづくりの根幹にあるのが、「デスクの上はシンプルに、集中できる環境にしたい」というポリシーである。
「デスクはシンプルにして集中できる環境にしたいっていうのがあって。他のペンだったりそういう雑貨類とかはまとめてこちらのワゴンで収納しているんですけど」
多くの人がデスクの引き出しや棚に雑貨を詰め込みがちだが、mu muさんはそれらをデスクとは別のワゴンにまとめて収納している。デスクは仕事に集中する場所、ワゴンは雑貨を管理する場所と、役割をきっぱり分けているのだ。
目に入る情報を意図的に減らすことで、自然と作業への集中力が高まる効果も期待できそうだ。

シンプルは好きを引き立てる土台になる
デスクから見えてくるのは、シンプルとこだわりは決して対立するものではなく、むしろシンプルであるからこそ好きが引き立つという考え方。
まず1枚板のシロデスクで視覚的な統一感を作り、アイテムを白で統一。その上で、雑貨は別のワゴンに収納し、視界から消すことで、おしゃれかつ、集中力が持続するデスクを作り上げている。
在宅ワークで集中力が続かない、デスクがなんとなくごちゃついてしまう。そんな悩みを抱えている方は、まず「デスクに置かないものを決める」ところから始めてみてはいかがだろうか。













