約1年6カ月ぶりの登場が、大きなニュースになった。
NewJeansのヘリンが、久々に公式の場へ戻ってきた。
9月7日、ソウル・蚕室(チャムシル)のロッテ百貨店で行われたディオール・ビューティーのポップアップイベントにアンバサダーとして出席したのだ。
ヘリンが公式の場に登場するのは、所属事務所ADORへの復帰後では初めてとなる。
久しぶりに報道陣のフラッシュを浴びたヘリンを一目見ようと現場にはファンも集まり、その姿が公開されると韓国メディアも相次いで報道した。元フィギュアスケート選手のキム・ヨナと談笑する様子まで話題になるなど、長い空白を感じさせない注目度を見せている。
少しずつ戻り始めたNewJeansメンバー
もっとも、ヘリンの活動再開は今回突然始まったわけではない。
8月にはファッション誌『marie claire korea』9月号の表紙を飾り、ADOR復帰後初となる個人活動をスタートさせていた。今回はそこからさらに一歩進み、実際にファンや報道陣の前に立つ公式イベントへ戻ってきた格好だ。

NewJeansの“末っ子”、ヘインもすでに動き出している。
8月には『Harper's BAZAAR Korea』9月号の表紙に登場。こちらもADOR復帰後初の個人活動で、撮影後のインタビューでは「久しぶりの雑誌撮影なので、これまでとは違う姿をお見せできそうで、ワクワクしながらも緊張していました」と心境を語っていた。

長く活動が止まっていたNewJeansだが、少なくともメンバー個人の仕事については、少しずつ日常が戻り始めている。
そして興味深いのは、その動きがADORに戻ったメンバーだけに限らないことだ。
“脱退メンバー”もYouTubeに動画公開
NewJeansを脱退したダニエルも、まったく別の場所から大きな反響を起こしている。
9月3日、ダニエルは個人YouTubeチャンネル「Danielle Marsh」に、初の動画「Detour」を公開した。
映像に収められていたのは、故郷オーストラリアで家族と時間を過ごしながら、一人旅の準備をする姿。華やかなステージでも、大規模なプロモーションでもない。1分44秒の短い動画だった。

それでも数字は急速に伸びた。9月8日16時時点で、チャンネル登録者数は43万7000人を突破。動画もわずか5日で再生回数330万回を超えている。
現在、ダニエルはADORから専属契約解除を通知され、損害賠償請求訴訟も進行している。ヘリンやヘインとは置かれている立場が大きく異なる。
それでも、個人として動き始めただけで数十万人が集まった。ここに、NewJeansというグループが築いてきたものの大きさが見える。
分裂しても消えない“スター力”
ヘリンとヘインはADORで活動を再開し、ダニエルはグループを離れて別の道を歩み始めた。
進む方向は分かれた。それでも、それぞれが動けばニュースになり、ファンが反応し、数字がついてくる。長い空白があり、専属契約をめぐる争いがあり、かつての5人が同じ場所にいるわけでもない。それでも、NewJeansのメンバーたちへの関心は簡単には消えていない。
それは音楽の数字にも表れている。
代表曲『Super Shy』は9月4日、Spotifyで累計9億回再生を突破。『OMG』『Ditto』に続くグループ3曲目の9億回超えとなった。2023年に発表された楽曲が、活動空白期を挟んでもなお聴かれ続けているわけだ。

皮肉にも、グループが以前と同じ形ではなくなった今だからこそ、一人ひとりがどれほど強い知名度とファン基盤を築いていたのかが、よりはっきり見えてきたともいえる。
ただし、ここで「NewJeansのカムバックが近い」と結論づけるのは早いだろう。
ADORは8月、ヘリンの雑誌撮影について「音楽活動再開とは無関係」と説明し、「具体的な音楽活動計画と方式が決まれば案内する」としていた。個人活動は確実に動き始めている。しかし、NewJeansというグループがいつ、どんな形で音楽活動に戻るのかは、まだ見えていない。
それでもヘリンが約1年6カ月ぶりに公の場へ戻り、ヘインも個人活動を再開し、脱退したダニエルまでYouTubeで驚くほどの数字を記録した。
進む道が分かれても、それぞれが動けばこれだけ注目される。NewJeansという名前が生み出したスターたちの強さは、長い空白を経ても、まだ失われていないようだ。
■【写真】「突然、契約解除された」NewJeansになり損ねた日本出身モデル



