大逆転を目指すLGツインズにとって、頼もしい戦力となっている。
メジャーでは結果を残せなかったが、その影響力は今も健在だ。
9月2日、韓国プロ野球・LGツインズにコ・ウソクが正式合流した。8月末に米ミネソタ・ツインズから戦力外通知を受けてから、1週間もたたないうちに電撃的な古巣復帰が実現した。ただ、登録時期の関係でポストシーズンの試合には出場できないため、懐疑的な声も少なくなかった。
それでも、レギュラーシーズンの上位争いに力を貸すだけで大きな戦力になるとの見方が多かった。
実際、4日に行われた蚕室でのサムスン戦で、早速その効果が表れた。先頭打者に四球を与えて不安な立ち上がりとなったものの、その後の投球は完璧だった。LGのヨム・ギョンヨプ監督が公言していた通り、カーブの制球は見事だった。さらに、威力のあるカットボールも健在だった。韓国球界で通算140セーブを記録した実力が伊達ではないことを証明したのだ。

マウンドでの貢献もさることながら、チーム全体の雰囲気にも影響を及ぼしている。コ・ウソクの加入によって、LGの投手陣全体が安定を取り戻しつつあるのだ。
ソン・ジュヨンは「目に見えて大きく変わったわけではないですが、ウソクが来たことで、みんながもう少し自信を持って『やれる』と思うようになるんじゃないでしょうか。僕もそういう気がします。みんな心の中では、より気合が入っていると思います」と語っている。

実際、コ・ウソクの加入が決まった2日の斗山ベアーズ戦から、LGの投手陣は変化し始めた。先発のキム・ユンシクが2回1/3を1失点で降板した後、6人の救援投手が1点も許さなかった。3日の斗山戦でも、4イニングを無失点に抑えている。
ヨム・ギョンヨプ監督は以前、「ウソク1人が加わることで、全体の安定につながる可能性もある」と期待を示していた。指揮官が語っていた「コ・ウソク効果」が、まさに表れ始めている。

シーズン後半戦に入ってから、これといった勝ちパターンの継投が組めなかったことがLGにとって痛手となっていた。しかし、現在はアジアクォーターのジョン・ケネディ、コ・ウソク、ソン・ジュヨンへとつながる勝ちパターンを形成している。特にケネディは4日のサムスン戦で2イニングを投げてホールドを記録し、複数イニングを任せられることも証明した。
ブルペンに苦しみ、なかなか上位に食い込めずにいたLG。しかし、コ・ウソクの加入がチームに大きな好影響をもたらしている。
コ・ウソク自身も、「上位チームとの差はあるが、決してひっくり返せない差だとは思っていない」と意気込みを示している。LGは再び上位争いに加わる準備を整えた。
2023年のWBC開幕前、大谷翔平との対戦について問われた際、「(大谷に)投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない」と発言し、物議を醸したコ・ウソク。その後、アメリカへ渡るも思うような結果を残せなかった。古巣復帰直前には、途中交代の際にグラブに粘着物質が付着しているとして、1球も投げずに降板し、数試合の出場停止処分を受けていた。
キャリアが終わったと思われたコ・ウソクの歯車が、再び回り始めた。全盛期はこれからだ。
◇コ・ウソク プロフィール
1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少となる30セーブ(21歳1カ月7日)を達成。2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目となる通算100セーブに到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約して渡米。2026年7月には金銭トレードでミネソタ・ツインズへ移籍し、念願のメジャーデビューを果たした。MLBでは4試合に登板し、1ホールド、防御率9.00を記録した。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフの妹イ・ガヒョンと結婚した。
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