H.I.S. Mobile(HISモバイル)は8月28日、新料金プラン発表会を開催した。代表取締役社長の猪腰英知氏が登壇し、月額基本料金をすべて2000円未満とする「自由自在3.0」を発表。30GBと6分以内の国内通話かけ放題を月額1999円で提供する。

自由自在3.0は、音声通話、SMS、データ通信を利用できる個人向けプラン。20GBと30GBには、1回6分以内の国内通話かけ放題が含まれる。料金はすべて税込。

【自由自在3.0の月額料金】
・100MB未満:280円
・1GB:550円
・3GB:770円
・7GB:990円
・10GB:1299円
・20GB:1699円(6分かけ放題込み)
・30GB:1999円(6分かけ放題込み)
100MB未満の280円は、1GBプランを契約し、月間データ利用量が100MB未満だった月に適用される。
1GBから10GBまでのプランで6分かけ放題を利用する場合は月額500円。時間制限のない完全かけ放題は月額1480円となる。通常の国内通話料は30秒9円、データ容量の追加は1GBにつき200円だ。
従来の「自由自在2.0」では、10GBが月額1340円、20GBが2090円、30GBが2970円だった。自由自在3.0では、10GBを41円、20GBを391円、30GBを971円値下げする。1GB、3GB、7GBの料金は従来と同じだ。

HISモバイルは2026年8月時点の同社調査として、主要MVNOが提供する音声SIMの30GB帯で「業界最安水準」と説明した。
まず30GBで契約、利用量を見て安いプランへ

猪腰氏は、携帯電話業界で30GBや40GBの大容量プランが増えるなか、実際の利用量はそれほど多くない人が大半だと説明した。
HISモバイルが発表会で示したMMD研究所の2026年8月調査では、月間データ利用量が7GB未満の利用者は52.8%。データ利用量を把握している人に限ると、3GB未満が50.3%、30GB未満が88.9%を占める。
猪腰氏は、利用者が購入しているのはデータ容量そのものよりも「足りない不安」への備えだとの仮説を示した。

自由自在3.0では、最初に30GB・月額1999円を選び、1~3ヵ月後に実際のデータ利用量を確認する。月3GB程度しか使っていなければ、7GB・月額990円へ変更するといった使い方を想定している。
料金プランは自動的に変更されない。HISモバイルから毎月届く利用料金とデータ使用量のメールを確認し、ユーザー自身が翌料金月の容量を変更する。
現時点では、利用量に合ったプランを自動で表示する機能や、変更を促す専用画面は用意されていない。余ったデータ容量の翌月繰り越しもないため、通信費を抑えるには定期的な見直しが必要となる。
猪腰氏は、プラン変更自体は可能だが、現状の操作性は高くないとの認識を示した。
30GB・1999円を維持できる理由について、猪腰氏は通信原価が下がってきたことに加え、契約した容量を毎月使い切らない利用者が多いことを挙げた。実際の使用量より大きなプランを継続する人も一定数いるという。
海外eSIM 4GBを年1回無料、1GBプランの副回線利用も提案

自由自在3.0の契約者には、海外旅行で使えるeSIMを年1回提供する。提供開始は2026年10月1日を予定している。

【海外eSIM特典の内容】
・データ容量:4GB
・利用期間:15日間
・提供回数:年1回
・対応エリア:海外130以上の国と地域
・対応端末:eSIM対応端末
・容量超過後:有料で追加可能
・提供開始:2026年10月1日予定
eSIMは、スマートフォン本体へ通信契約の情報をダウンロードして使う仕組み。SIMカードを差し替えずに利用できる。同社によると、海外旅行の日数は平均5~6日程度。1日500MB前後の利用を想定し、4GBに設定したという。
国内旅行や出張向けには、ドコモ、au、ソフトバンクの3回線を自動で切り替える「国内マルチキャリアeSIM」も提供する。普段使っている回線がつながりにくい場所で、別の回線へ接続するための有料サービスだ。

【国内マルチキャリアeSIMの料金】
・50MB:1日199円
・1GB:1日299円
・3GB:1日499円
1GBプランは、月間データ利用量が100MB未満の月が280円、100MB以上の月が550円。HISモバイルは、楽天モバイルなどの副回線としても提案する。デュアルSIMまたはeSIM対応端末で、普段使っている回線がつながりにくい場所ではドコモ回線へ切り替える使い方だ。
¥2,100
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