山田洋次監督、寅さんを見れば「悪い人もちょっと良くなるんじゃない」【『男はつらいよ』ファン感謝祭】 | RBB TODAY
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山田洋次監督、寅さんを見れば「悪い人もちょっと良くなるんじゃない」【『男はつらいよ』ファン感謝祭】

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北山雅康、山田洋次監督、劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】
  • 北山雅康、山田洋次監督、劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】
  • 北山雅康、山田洋次監督、劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】
  • 山田洋次監督【写真:竹内みちまろ】
  • 北山雅康【写真:竹内みちまろ】
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  • 北山雅康【写真:竹内みちまろ】
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  • 山田洋次監督【写真:竹内みちまろ】

  『男はつらいよ』ファン感謝祭イベントが27日、都内で開催され、山田洋次監督、お笑い芸人の劇団ひとり、俳優の北山雅康が出演した。

北山雅康、山田洋次監督、劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】

 昭和44年(1969年)に劇場公開された『男はつらいよ』(山田洋次監督/渥美清主演)。人々を笑いと涙で包み込み、シリーズは総観客動員数8000万人超えの大ヒットを記録した。55周年を迎えた2024年8月には、熱烈なファンが「寅さん愛」を大いに語り合う『男はつらいよ』ファン感謝祭イベントが開催され好評を博した。

山田洋次監督【写真:竹内みちまろ】
北山雅康【写真:竹内みちまろ】
劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】

 一昨年、昨年に引き続き3回目となるこの日のイベントには、『男はつらいよ』の生みの親である山田監督、寅さんの大ファンであるひとり、『男はつらいよ』に三平役として出演した北山が登場した。

北山雅康【写真:竹内みちまろ】
劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】
山田洋次監督【写真:竹内みちまろ】

 会場には多くの寅さんファンが詰めかけ、中には、寅さんやシリーズの登場人物のコスプレ姿のファンもいた。会場を見渡したひとりは、「畏れ多くも皆さんの前に立たせていただいて、あたかも関係者みたいな感じですけど、完全なる部外者でただのファンなので、今日は皆さんと同じようにファン代表として楽しみたいなと思います」とあいさつした。

北山雅康、山田洋次監督、劇団ひとり【写真:竹内みちまろ】

 ひとりは、「皆さんもずっと寅さん見てるから、これは多分そうだと思うのですが、僕は寅さんの親戚ぐらいの気持ちなんですよ。だから今日はなんかもう『親戚の集まり』くらいで」といい、「例えば初対面の人で、『なんかイケ好かないなこの人』なんて思っても、『男はつらいよ』が好きだって話になると、急にいい人に思えてくる。『男はつらいよ』が好きというだけで、2時間、3時間しゃべれる。これ以上の共通の話題はないといいますか。そういう作品だから、もうなんか皆さんとの一体感みたいなのを感じますね」と続けた。

 さらにひとりが「『僕の統計』ですけど、男はつらいよファンに悪い人いないです。本当に」と告げると、山田監督は「悪い人もちょっと良くなるんじゃない」と言葉にし、会場をほのぼのとした空気に包んだ。

 令和の時代に残したかった「昭和の文化」が話題に上がると、山田監督は、通路に座り込んで見たり、立ち見客ですら劇場内に入り切れず扉を閉めることができなかった映画館の雰囲気を懐かしんだ。シリーズの作品が封切りになると、山田監督も劇場に足を運んで様子を見に行ったそうだが、当時の熱気を回顧したうえで、「今の映画館ってみんな座席指定だし。しかもなんか、『あまりおしゃべりしないでください』とか、『前の席を蹴飛ばさないでください』とか、いろんなお説教されるじゃないですか。『大きなお世話だ』って僕なんかいつも思うんだけどね。こっちは金払って見てるのになんで(いろいろと注意されるの?)」と持論を展開。ひとりは「蹴飛ばすのは良くないと思いますよ」と現代のルールを擁護していたが、山田監督は「『そんなに笑わせてみろ』って言いたい」とこだわりを明かした。

 また、「AIの出現をどう考えていますか?」と質問されると、山田監督は、北海道の友人から聞いたという、子どものころに初めて近くを列車が通ることとなった際の話を語り始めた。学校を休みにして、子どもたちがみんな線路の周りに集まって、列車が来たらバンザイをしたとのこと。これまでの科学技術の進歩は、両手を挙げて喜ぶほど素晴らしいものだったとしたうえで、AIの出現は「両手を挙げて誰も祝福しない」といい、「これから先どうなっていくのだろう」という不安をみんなが感じていることに言及。「僕もそういう不安の中にいる一人ですね」と語った。

《竹内みちまろ》

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