KTX(高速鉄道)の降車中に起きた転倒事故をめぐり、ユーチューバーのパク・ウィが物議を醸している。
事故当時のCCTV(防犯カメラ)映像をユーチューブに公開したことに続き、新たな疑惑も浮上した。
【画像】転落事故で全身麻痺と診断されたパク・ウィ、10年ぶりに立った!
登録者100万人を抱える立場を利用し、通常の手続きよりも異例の速さで映像を確保したのではないかとの指摘が出ており、波紋が広がっている。
一般的に、事件の当事者であっても、CCTVの元映像を直接受け取るには複雑な手続きが必要で、一定の時間がかかるとされている。
通常は情報公開請求の申請・審査に3~10日、第三者の肖像権を保護するための匿名化・モザイク処理に3~7日、最終的なセキュリティ確認やコピーの交付に1~2日ほどかかるという。法的・行政的な手続きや第三者の個人情報保護をすべて経て映像ファイルのコピーを受け取るまでには、1週間以上、平均して10~14日ほどかかるとされている。

しかし、パク・ウィは事故が発生した8月14日から、映像をユーチューブに公開した21日まで、わずか7日で映像を入手したことから、その経緯に関心が集まった。
これに対し、あるユーチューバーは「パク・ウィさんがYouTubeチャンネルで公開した映像は、単に閲覧画面を撮影したものではなく、正式な情報公開請求を通じて原本のコピーを受け取ったものとみられる」と指摘した。
一部では、パク・ウィが登録者100万人を抱える人気ユーチューバーであることや、その影響力が韓国鉄道公社(KORAIL)側の迅速な対応に影響した可能性も指摘された。
これについて業界関係者は「当事者がCCTVを入手するまでの時間は、状況や対象機関、映像に第三者が映っているかどうか、請求方法などによって大きく異なる」と説明。「場合によっては当日や2~3日で交付されることもあれば、1カ月以上かかることもある。管理主体が公共機関か民間かによっても異なり、モザイク処理のシステムや専任スタッフが整っていれば、情報公開請求の手続きさえ通れば3~5日で交付されるケースもある」とした。
さらに、「個人情報保護法への理解度や独自のガイドライン、請求の目的、事件の緊急性などによって即時提供されることもある。ただし、捜査機関を介さない個人による正式な情報公開請求の場合、法定処理期限の10日を使い切ったり、2週間以上かかったりするケースが一般的ではある」と付け加えた。
そのため、「1週間で映像が出たから特別扱いだった」と断定するのは難しい。事故現場で第三者がどの程度映り込んでいたか、KORAIL側に匿名化処理のシステムが整っていたか、担当者の処理速度などによっては、7日前後で正式に交付されるケースも十分にあり得るという。
一方で、世間の批判が集中しているのは、映像の入手速度そのものよりも、そのCCTV映像をYouTubeという公開プラットフォームに投稿した行為だ。
モザイク処理が施されていたとしても、現場の関係者同士であれば人物を特定できる可能性がある点が問題視された。関係者は「パク・ウィは登録者100万人を抱える大型チャンネルの運営者だ。そこで特定の職員のミスを公に取り上げ、問題視したことになる。当事者が感じた心理的な圧迫感や恐怖は非常に大きかっただろう」と指摘した。
これに先立ちパク・ウィは、KTX降車時に、社会服務要員の足に車いすの車輪が引っかかって転倒する様子が収められたCCTV映像を自身のYouTubeチャンネルに投稿し、当時の状況を公開した。
しかし、「公共機関職員のミスを登録者数の多いチャンネルで公開し、さらし者にするのは行き過ぎだ」とするネットユーザーからの批判が相次ぎ、パク・ウィはその後、映像を非公開に切り替え、謝罪文を掲載した。
なお、パク・ウィは2013年、就職祝いの席で転落事故に遭い、全身麻痺と診断された。その後、懸命なリハビリにより、上半身の機能は大きく回復している。
(記事提供=OSEN)



