余波が収まらない。
“暴行動画”が拡散している。
北中米W杯をグループステージ敗退という結果で終えた韓国代表。ふがいない結果に韓国国民の怒りは大きく、その矛先はサッカー協会や首脳陣にも向けられている。なかでも指揮官を務めたホン・ミョンボ前監督への批判は非常に強い。
6月30日に帰国した際には、空港に多くのファンが詰めかけて批判の声を浴びせた。なかには卵を投げつけようと考えていたものの、持参した卵が途中で割れてしまったため断念したという人物までいたという。
そんななか、SNS上ではある動画が大きな注目を集めている。
韓国代表史上初の二重国籍選手として話題を集めたMFイェンス・カストロップが、ホン前監督に暴行を加え、激怒するという内容のAI生成動画だ。映像では、カストロップがホン前監督に近づき、背後から殴打する様子が描かれている。


投稿者はAIで制作した映像であることを明記しているが、再生回数は1000万回を超え、コメントも1万件以上寄せられている。
ドイツ出身のカストロップは昨年9月に初めて韓国代表に選出され、2026年北中米W杯の最終メンバーにも名を連ねた。しかし十分な出場機会を得られず、グループステージ最終戦の南アフリカ戦で後半開始から途中出場し、W杯デビューを果たした。
敗退後の6月28日、カストロップは自身のSNSに「残念な結果だった。思い描いていたW杯ではなかったが、決して忘れられない旅だった」と投稿していた。
大会を終えた韓国代表だが、ネット上では今もホン前監督の過去の功績をめぐる議論が続いている。一部のサッカーファンは、韓国代表の試合前に流される映像に使用されている、2002年日韓W杯準々決勝のPK戦勝利後、当時選手だったホン前監督が見せたセレモニーの場面を削除すべきだと主張しているほどだ。
ホン前監督は、韓国代表がW杯のグループステージで敗退した責任を取って、すでに辞任している。30日に仁川国際空港へ帰国した際には、一部ファンから「ホン・ミョンボ辞めろ」「ホン・ミョンボが韓国サッカーを壊した」などのヤジが飛び、厳しい批判を浴びた。

暴行動画は、あくまでAIによって生成された架空の映像であり、実際の出来事ではない。ただ、この動画が急速に拡散していることからも分かるように、ホン前監督に対する批判は辞任後も依然として強いものがある。



