4年前には背番号すら与えられなかったストライカーが成長し、韓国を救った。FWオ・ヒョンギュ(ベシクタシュ)が高熱を乗り越え、貴重な逆転ゴールを決めた。
ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表は6月12日(韓国時間)、メキシコ・グアダラハラのエスタディオ・グアダラハラで行われた北中米ワールドカップ・グループA第1節でチェコに2-1で勝利した。
オ・ヒョンギュは1-1で迎えた後半24分にキャプテンのFWソン・フンミン(ロサンゼルスFC)と代わって途中出場。その10分後にゴールネットを揺らし、感情を爆発させて雄叫びを上げた。
後半35分、MFペク・スンホ(バーミンガム・シティ)が右サイドへ抜け出したMFファン・インボム(フェイエノールト)に向けて正確なロングパスを送った。ボールを受けたファン・インボムはエリア内にグラウンダークロスを上げ、ニアに走り込んだオ・ヒョンギュが足で合わせて押し込んだ。
しびれるような逆転ゴールだった。韓国はこの1点を守り抜き、勝利をものにした。

試合後のフラッシュインタビューに応じたオ・ヒョンギュは、しばらく言葉に詰まった様子だった。感情を落ち着かせた彼は「まずは、言葉ではどう説明していいかわからないほどの感情だ」とし、「実は今日の試合前、体調がとても悪かった。熱が38度まで上がり、“今日の試合に出られるだろうか”と何度も考えた」と打ち明けた。
続けて、「ここにいるすべてのスタッフの皆さんやチームドクターの方々が手厚く看病してくださったおかげで、今日こうして試合に出場でき、ゴールも決めることができたと思う」と感謝を述べた。
韓国がW杯初戦で勝利するのは2010年南アフリカ大会以来16年ぶり。4年前の2022年カタール大会では唯一の予備メンバーとして、試合出場はなくともピッチ外からチームを支えたオ・ヒョンギュが、さらなる成長を遂げて自国を勝利に導く点取り屋となった。

オ・ヒョンギュは「このようにワールドカップでプレーできるだけでも本当に感激しているし、とてもありがたいことだ。監督がチャンスをくださり、さらにゴールまで決めて勝利を収めることができた。ストライカーとしての役割を果たせてホッとしているし、感謝している」と明かした。
次の対戦相手は開催国のメキシコ。会場は同じくエスタディオ・グアダラハラだ。オ・ヒョンギュは「今日勝利した良い流れのまま、謙虚に臨みたい。メキシコのホームであるだけに、相手の分析をしっかりして、自分たちができることを100%、あるいはそれ以上出し切れるように万全の準備をしたい」と決意を語った。
韓国対メキシコは、6月19日の日本時間10時にキックオフする。
(記事提供=OSEN)



