「韓国野球のほうがおもしろいです」
WBC開幕目前の今、沖縄で強化合宿を行っている韓国代表。
多くのファンが練習を見守っているが、大半は韓国から訪れたファンだ。それでも、意外に日本人の姿も少なくない。それも長時間、熱心に見守るファンである。大阪から駆けつけたタケウチ・リンタロウさん(22)もその一人だ。
日本は言わずと知れた野球大国である。日本プロ野球(NPB)への関心は高く、メジャーリーグ(MLB)も広くチェックされている。特に大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は“神”と称される存在だ。

一般的に、日本のプロ野球と比べれば韓国プロ野球は下に見なされがちだ。近年は代表チームにも差があり、直近11試合で韓国は1分10敗と厳しい結果が続いている。それでも、日本国内で韓国野球に強い関心を寄せるファンは確実に存在している。
その中でも、あえて韓国代表を応援する日本人がいる。タケウチさんは今回、韓国代表や韓国プロ球団を見るため、大阪から沖縄まで足を運んだ。
2月25日、KIAタイガースの練習拠点である金武(きん)町ベースボールスタジアムに、韓国代表ユニフォーム姿のタケウチさんが現れた。ブルペンでの投手の投球を熱心に観察し、捕手の後ろでコールを行う審判団の動きにも鋭い視線を送っていた。
本紙『スポーツソウル』の記者が、なぜ韓国代表を応援するようになったのかを尋ねると、彼はこう答えた。
「日本のプロ野球もおもしろいですが、私は韓国プロ野球のほうがおもしろいと思います。得点も多くて迫力があります。日本はあまり点が入らないですよね。それで韓国代表も応援しています」
そう語り、笑顔を見せた。

タケウチさんは大阪で審判として活動しているという。「甲子園大会の地区予選で審判を務めています」と明かした。そのためか、この日は審判の動きを特に注意深く見つめていた。投球練習後には審判団と写真も撮ったという。
そしてこう続けた。
「審判は本当に大変です。特にストライクとボールの判定が難しい。日本のプロ野球にも早くABS(自動ボール・ストライク判定システム)が導入されてほしいです」
翌26日には、韓国代表と三星ライオンズの練習試合にも姿を見せた。やはり韓国代表のユニフォーム姿で、「代表の応援団として来ました」と語る。試合前にはアンプの点検を手伝うなど忙しく動き回り、「いい試合になってほしい」と期待を寄せていた。



