交際を認めて12年目の少女時代・スヨンと俳優チョン・ギョンホが、“弁護士”として対決する。
交際10年の女優シン・ミナと俳優キム・ウビンが最近、結婚を発表したことで、同じく長い恋愛期間を経ているスヨンとチョン・ギョンホにも結婚の期待が高まるなか、2人が別のドラマで弁護士を演じることが注目を集めている。
まず、スヨンは12月22日から韓国ENAで放送されるドラマ『アイドルアイ』(原題)に出演する。
同作は、ファン心MAXのスター弁護士メン・セナ(演者スヨン)が、殺人容疑者に追い込まれた“推しのアイドル”、ト・ライク(演者キム・ジェヨン)の事件を担当することになり、繰り広げられるミステリー法廷ロマンスだ。
真実を明らかにするために本心を隠さなければならない“推しの無罪立証ロマンス”が、痛快な笑いの中にときめきを届けるものと期待を集めている。
11月25日に公開されたスチールカットでは、オンとオフがハッキリと分かれるスヨン演じるメン・セナの意外な私生活で視線を奪った。

スヨンは本作を選んだ理由について、「真犯人がわからない殺人事件を土台に展開されるファンとアイドルの関係性が独特でおもしろかった。何より身近で見聞きしてきた“ファン心”が、リアルに表現された部分が可愛らしく感じられた」とし、「一度も演じたことのない弁護士役だったので、挑戦してみたいという気持ちが湧いた」と伝えている。
2人が選んだ弁護士には“共通点”が?
一方、チョン・ギョンホが主演を務めるドラマ『プロボノ』(原題)は、一足先の12月6日から韓国tvNで放送が始まる。
『プロボノ』は、出世に執着する俗物判事が、望まずして公益弁護士となり、超大型ローファームの片隅、売上ゼロの公益チームに閉じ込められながら繰り広げられるドタバタ・ヒューマン法廷ドラマだ。
元判事のカン・ダウィットに扮するのがチョン・ギョンホだ。

チョン・ギョンホは「公益を目的とするプロボノチームに俗物判事であるカン・ダウィットが溶け込みながら変化し、成長していく姿に心を引かれた」と作品の第一印象を語った。続けて、カン・ダウィットが持つ魅力について「カン・ダウィット独自の論理で相手を説得するのが魅力ポイントだと思う。聞いていると自然にカン・ダウィットの言葉に引き込まれていく」と述べ、キャラクターの持つ不思議な力に言及して好奇心を刺激した。
興味深いことに、スヨンとチョン・ギョンホが演じるキャラクターには、弁護士という職業の他にも、共通点があるようだ。
スヨン演じる弁護士メン・セナも、チョン・ギョンホ演じるカン・ダウィットも、仕事では誰よりも有能で冷静なプロフェッショナルでありながら、プライベートではどこか不器用で、思いがけない一面を抱えているという点だ。
メン・セナは、法廷では圧倒的な存在感を放つ一方で、実は11年目の“ガチオタ”として推し活に全力を注ぐギャップを持つキャラクター。一方、カン・ダウィットは鋭い言葉と完璧な論理で相手をねじ伏せる元エリート判事でありながら、公益チームに放り込まれて右往左往する姿が描かれる。

表と裏、完璧さと不器用さを持つ役どころなのだ。実生活でも互いの仕事を尊重し、派手さより誠実な歩みを選んできた2人に、どこか通じるところがあるのかもしれない。
いずれにしても、ドラマを通じて別々の法廷で戦うスヨンとチョン・ギョンホ。現実世界で結婚も期待される2人のスターがどんな演技を見せるのか、その歩みから目が離せない。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
◇スヨン プロフィール
1990年2月10日生まれ、本名チェ・スヨン。2002年に高橋麻里奈とのデュオroute0で日本デビューした。デュオ解散後、2007年に少女時代のメンバーとして韓国デビューを果たす。グループ内では最高身長(172cm)。少女時代の活動当時から女優業にチャレンジし、2014年のドラマ『私の人生の春の日』で連ドラ初ヒロインを演じた。主な出演作は映画『デッドエンドの思い出』『ガール・コップス』、ドラマ『今日、妻やめます~偽りの家族~』『ザ・プロファイラー ~見た通りに話せ~』『それでも僕らは走り続ける』など。2014年1月、「昨年から関係が発展した」と7歳年上の俳優チョン・ギョンホとの交際を認めた。



