タレントのホン・ジンギョンが、突然この世を去った女優チェ・ジンシルさんへの変わらぬ友情を見せた。
ホン・ジンギョンは10月16日、自身のYouTubeチャンネルを通じて近況を公開した。
「4カ月の空白後、“華麗なシングル”として帰ってきたホン・ジンギョンの歴代級近況(24時間密着取材)」というタイトルの動画では、制作スタッフと共に過ごす休日の様子が紹介された。ホン・ジンギョンは最近、離婚している。
彼女は夜明け前の午前5時、教会で一日を始めた。偶然にもその撮影当日(10月2日)は、チェ・ジンシルさんの命日だった。カトリック信者であるホン・ジンギョンは、早朝ミサでチェ・ジンシルさんと、その弟である歌手の故チェ・ジニョンさんを追悼した。
チェ・ジンシルさんは2008年10月2日、享年39歳でこの世を去った。今年で17回忌を迎えた彼女は、今もなお「笑顔が美しいトップ女優」として多くの人々に記憶されている。

生前からチェ・ジンシルさんと深い親交を持っていたホン・ジンギョンにとって、その命日は特別な意味を持っていた。そのため、約4カ月ぶりに公開されたYouTubeチャンネルの動画でホン・ジンギョンの最初のスケジュールは、チェ・ジンシルさんの墓参りだった。
ホン・ジンギョンはここ数年、あえて墓地を訪れていなかったという。ファンや報道陣に出会うことを避けるためだった。
しかし、この日ばかりは違った。彼女は自ら用意した花かごをチェ・ジンシルさんの墓前に供え、誰かが置いていった焼酎やキャンディーを見て「誰かがこんなふうに置いていってくれたのね」と嬉しそうに微笑んだ。
さらに「ただ来たかった。私も何年ぶりかに来る。お姉さん(チェ・ジンシルさん)は本当にいい人だった。情が深くて、優しくて、情熱的だった。生きていた頃は本当に楽しかった。スキーに行くと、おばさんがついてきてコンドミニアムでご飯を作ってくれた」と、生前の思い出を振り返った。
続けて「私たちはよくホテルの部屋を取って夜通し遊んだ。朝になるとボサボサのまま出てきて、まるで無人島に漂着したみたいだった。ホテルで遊んでいたのに、なぜか爪の間に汚れがついてたのよ」と笑いながら語り、「お姉さんがオープンカーを買って、漢南大橋を渡って龍山(ヨンサン)までドライブしたこともあった」と懐かしんだ。
追悼を終えて帰る途中、チェ・ジンシルさんの息子で、ラッパーのチェ・ファンヒ(活動名Ben Bliss)から電話がかかってきた。

チェ・ファンヒは「帰る途中にイモ(おばさん=ホン・ジンギョンのこと)を見たよ」と笑いながら、「道で電話してるのを見たけど、声をかけられなかった。また近いうちに会いましょう」と話し、温かい雰囲気を添えた。
ホン・ジンギョンは「どれだけ大きな声で話してたら、通りで電話してるのを見たと言われるのかしら」と照れ笑いしつつも、「(チェ・ファンヒやその妹チェ・ジュンヒとは)よく連絡を取ってる。もう子どもたちも大きくなって、カップル同士で会ってお酒を飲んだりするの」と話し、親しさをにじませた。
チェ・ジンシルさんの死後も、まるで本当の叔母のように親しい関係を保ち続けるホン・ジンギョンとチェ・ファンヒ、チェ・ジュンヒの絆に、視聴者の胸が温かくなった。
(記事提供=OSEN)
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