俳優チェ・ヒョヌクの始球式が物議を醸し、結局打席に立った子供の母親がコメントを発表した。
去る10月11日、ネット上に投稿されたチェ・ヒョヌクの始球式動画に、子供の母親A氏は、コメントを通じて「この日、打席に立った子供の母親です。安全に行われると信じてやると決めましたが、今見るとぞっとしますね」と当時の状況を振り返った。
これに先立って、10月9日、チェ・ヒョヌクは仁川(インチョン)SSGランダースフィールドで開催されたKBOリーグ準プレーオフ第1戦の始球式に参加した。
彼は、サングラスをして洗練されたファッションで登場し、堂々とマウンドに立ったが、強く投げたボールがキャッチャーミットを外れ、会場を驚かせた。
続けて、打席に立つ準備していた子供のファンの方にボールが向かうと、観客席からも「大きな事故につながるところだった」とため息が出た。
一部のファンは「子供に謝らなかった」と指摘し、さらに議論になった。


これに対し、10月10日、チェ・ヒョヌクはファンコミュニケーションプラットフォームを通じて、謝罪文を公開した。
彼は、「昨日の始球式で本当に緊張して、ボールが抜けてしまった。打席に立った子供と両親と連絡が取れ次第、謝罪をする」として、「幼い子供が立っていたら、近くでゆっくり投げるべきだったが、考えが及ばなかった。本当に申し訳ない」と頭を下げた。
チェ・ヒョヌクの心からの謝罪にも関わらず、依然として議論は簡単には収まっていない。
一部のネットユーザーからは、「始球式がイベントならば、安全が最優先でなければならない」「バッターの子供からすれば、恐ろしかっただろう」と憂慮を表した反面、「ミスに過ぎないのに、過度な非難は残念だ」という意見も出た。
なお、チェ・ヒョヌクはSSGランダースの大ファンとして知られている。彼は次の出演作としてNetflixドラマ『最後列の少年』(原題)を公開する予定だ。
(記事提供=OSEN)