日本でも発売され、BTSのJINがアンバサダーを務めることで知られる酒類ブランド「IGIN(アイギン)」側が、原産地表示法違反疑惑について立場を伝えた。
9月24日、IGINを発売した酒類会社「JINI'S LAMP」の関係者は、ある韓国メディアに対して「当社で生産する製品は農林部・食品医薬品安全処など関連法令にすべて適合しており、ラベルにも正しく原産地を表記している」と明らかにした。
続けて「ただし、オンライン販売ページの掲載過程で、別の味の商品の詳細情報が誤って一定期間掲載されたことがあり、この事実を認知するとすぐに是正措置を取った」と付け加えた。
同社側は「製品自体の詳細情報には違反事項は一切ない」とし、「機関からの調査や要請があれば十分に説明する準備ができている」と強調した。

先立って9月22日、IGINハイボールトニックシリーズのうち、「プラム味」と「スイカ味」の2つの製品が韓国の国立農産物品質管理院に原産地表示法違反の疑いで告発された。
告発人によると、ハイボールトニックシリーズ商品のラベルには、「プラム濃縮液(チリ産)」「スイカ濃縮液(アメリカ産)」と表記されているが、オンラインショッピングモール上では原産地を「国産」と記載していたという。
また、「スイカ味」製品における「原産地表示義務」の未履行もあり、詳細ページに「スイカ味」ではなく「プラム味」の製品情報が誤って記載されていたとのことだ。
告発人は「消費者が原産地を国産と誤認するおそれが大きい」とし、「国立農産物品質管理院の特別司法警察官が法と原則に基づき徹底的に捜査し、違反事実が確認された場合は刑事立件および検察送致を進めてほしい」と主張した。
なお、JINI'S LAMPは2022年12月に料理研究家であるペク・ジョンウォンとBTSのJINが共同設立。忠清南道に本社を構えており、2024年12月にIGINを発売した。
今年8月にはローソンでIGINの缶チューハイが販売され、来る10月15日からは東京・渋谷でポップアップストアも開催される予定だ。