職場での“いじめ”によって、この世を去った元気象キャスターのオ・ヨアンナさんの一周忌を前に、実兄のオ・サンミン氏が追悼文化祭への関心を訴えた。
オ・サンミン氏は9月13日、自身のSNSを通じて「9月15日はヨアンナの一周忌です」と書き込んだ。
「ヨアンナは職場内でのいじめにより大きな苦痛を受け、この世を去りました。現在、母はMBC本社前で問題解決を求め断食闘争を続けています」と伝えた。続けて「ヨアンナの一周忌を迎えるにあたり、その死が無駄にならないよう、真実が明らかにされ、放送メディア現場の非正規労働者たちがこれ以上苦しむことのないよう、共に力を尽くしてほしい」と強調した。

オ・ヨアンナさんは昨年9月に亡くなった。死後に発見された携帯電話には原稿用紙17枚分の手記が残され、その中には生前に職場でいじめを受けていたと記されていた。MBCは今年2月に真相調査委員会を立ち上げて独自調査を行い、雇用労働部は「いじめと見なせる行為があった」と結論づけた。
その後、MBCは雇用労働部の特別勤労監督の結果を受け入れ、遺族が職場での加害者と指摘した人物との契約を解除した。
なお、故オ・ヨアンナさんの母親は今月8日からソウル・麻浦区上岩洞のMBC社屋前で断食闘争を続けている。
(記事提供=OSEN)
◇オ・ヨアンナさん プロフィール
1996年4月30日生まれ。韓国・光州出身。ソウル芸術大学の文芸創作科を卒業。一時はアイドル練習生を目指し、2017年に行われたJYPエンターテインメントの練習生13期公開オーディションに参加。「Hermoso Beauty賞」を受賞し、副賞として3カ月の受講券を受け取った。同オーディションの同期にNiziUのマコ、Stray Kidsのスンミン、元FANATICSのユンヘなど。以降、2019年5月に行われた韓国の伝統美人を選抜する「全国春香(チュニャン)選抜大会」で「スク」に選出。2021年、地上波テレビ局MBCの気象キャスター公開採用に合格し、同局で活動を続けた。しかし2024年9月15日、28歳でこの世を去った。
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