テスト雑誌『MONOQLO』(株式会社晋遊舎)が羽田空港で販売される空弁の調査を実施し、絶対買うべき空弁TOP10を発表した。

調査は食と羽田空港のプロ3名と編集部員2名が、羽田空港で購入できる104種類の空弁とお弁当を食べて美味しさを100点満点で採点。5名の平均点が高いものから順にランキングを作成した。

1位に輝いたのは佐藤水産の「後のせいくらとサーモンハラミ弁当」(1380円)で96.8点を獲得。弁当箱一面に広がる大きなサーモンハラミは、脂がのりつつもしつこくなく、程よい塩味とジューシーさが見事と評価された。特製の醤油に漬けこまれたいくらは、粒感と味のバランスが絶妙で、別容器にたっぷり入っているため好きな分だけかけて思う存分いくらを楽しめる。
2位は日本エアポートデリカの「やまや めんたい彩膳」(1680円)で96.6点。大ぶりの明太子は味・香りがよく、明太子専門店ならではのこだわりを感じる。カレーや野菜の煮物も絶品で、明太子に引けをとらない美味しさ。ごま団子でデザートまで楽しめる、お弁当としての構成も高評価だった。

3位は若廣の「焼き鯖すし」(1485円)で94.6点。分厚くしっとりした焼き鯖は、脂がのっていて旨みがたっぷり。鯖の風味を引き立てながらも酢飯の美味しさも負けておらず、絶妙なバランスだ。中に挟まれた大葉とガリもいいアクセントになっている。

4位は叙々苑の「カルビ弁当【おてごろ】」(3132円)で93.6点。香ばしく焼かれたカルビ肉が重なるように敷き詰められた、贅沢この上ない焼肉弁当。タレは甘めの醤油味でご飯との相性がよく、肉、タレ、キムチのバランスが最高だった。

5位はとんかつまい泉の「ポケットサンド(羽田空港限定ロゴ)」(579円)で93.0点。分厚いかつに濃厚ソースがしみ込み、卵のコクと相まってまろやかな味わいが楽しめるかつサンド。とろっと感が贅沢な卵と、ふわふわのパンとのハーモニーが美味しい。

6位以下も海鮮系から和弁当まで多彩なラインナップが続き、どれも羽田空港ならではの高品質な空弁として評価された。各製品の詳しい検証結果は、発売中の『MONOQLO』2025年10月号で確認できる。

