世界的大ヒット曲『江南スタイル』で知られるPSY(本名パク・チェサン、47)が、対面診療を受けずに向精神薬を処方された疑いで警察に告発された件について謝罪した。
PSYの所属事務所は8月28日、「専門医薬品である睡眠薬を代理で受け取った点は明白な過ちであり、不注意でした。申し訳ございません。PSYは慢性的な睡眠障害と診断を受けており、医療スタッフの処方に従って睡眠薬を服用しています」とコメントを発表した。
さらに「睡眠薬は医師の指導のもと、定められた用量を処方されて服用してきたものであり、代理処方ではありませんでした。その過程で、睡眠薬を第三者が代理で受け取ったケースがあり、現在警察が調査を進めています。改めてご心配をおかけして申し訳ありません」と説明した。
警察関係者によると、ソウル西大門(ソデムン)警察署は現在、PSYと彼に薬を処方した大学病院の教授A氏を医療法違反の疑いで告発を受け、事実関係を確認中だという。PSYは最近まで対面診療を受けずにソウルのある総合病院で向精神薬を処方された疑いがあり、マネージャーが代理で薬を受け取った形跡も調べられているとされる。

原則として、向精神薬は医師の対面診療を受けなければ処方できず、患者本人が直接受け取らなければならない。家族や介護者などごく限られたケースでのみ代理受け取りが認められている。新型コロナウイルスの流行に伴い、2020年2月からは一時的に電話処方や代理受け取りが許可されたが、2021年11月以降は再び対面のみとなっている。