8月24日19時より、世界最大級のユース向け音楽&エンターテインメント・チャンネル「MTV」で日向坂46・富田鈴花の初ソロライブ『Suzuka Tomita (Hinatazaka46) One Last Live on MTV』が放送される。
14thシングル『Love yourself!』の活動をもって日向坂46から卒業する富田。同公演は卒業を前に「MTV」プロデュースによる初のソロライブとして開催され、日向坂46の楽曲からカバー曲まで、生バンドによる演奏をバックに全10曲を歌唱。またライブには日向坂46の松田好花もゲスト出演し、富田とのユニット“花ちゃんズ”としてのパフォーマンスも披露した。

日向坂46のライブでおなじみの「Overture」がバンドによる生演奏アレンジで流れ、富田がステージに登場。続いて「青春の馬」の一節をアカペラで歌い上げ、静まり返った会場にその歌声を響かせて初のソロライブの幕を開けた。MCでは「ステージに立ってみて、こんなにお顔がよく見えて、皆さんが笑顔になってる姿を見て本当に安心しました。今日は本当に日常を忘れて幸せな時間にしていけたらいいなと思います。」と語りかける。続いて、けやき坂46時代の楽曲「キレイになりたい」や「ガラス窓が汚れてる」などロック色の強いナンバーで会場をさらに熱くし、「こんなに好きになっちゃっていいの?」ではハイチェアに腰掛けてしっとりと歌唱。富田の幅広い表現力を示すステージが続いた。
次に松田が呼び込まれ、“花ちゃんズ”として最初に披露したのはフジファブリックの「若者のすべて」。この曲は当初、2020年に予定されていた花ちゃんズの有観客ライブで、ギタリスト・弓木英梨乃も加わり演奏する予定だったが、コロナ禍により延期されていた。約5年を経て、ついに観客の前での初披露が実現した形だ。富田と松田のMCで会場を沸かせた後、二人は弾き語りで「まさか 偶然…」を奏で、観客の大きな拍手を受けながら松田はステージを後にした。

続いて披露されたのはYOASOBIのカバー「群青」。同曲は「千鳥の鬼レンチャン」に出演した際に、女性アイドル初となる鬼レンチャンを達成したファンにとっても思い入れのある楽曲。そして「錆つかない剣を持て!」で会場の盛り上がりは最高潮になり、最後に「川は流れる」を歌い上げ、本編が終了した。
アンコールで再度登場した富田は「こんな贅沢な時間が夢なのかな、なんて…本当に幸せ以外の何物でもないですし、この走り続けてきた8年間を思い出しながら次の曲を聴いていただきたいと思います。」と述べた後、「ただがむしゃらに」を披露。紫のペンライトに囲まれる中、富田の歌声が会場に響き渡り、一夜限りのソロライブを締めくくった。

「MTV」ではライブの模様を8月24日19時より放送する。さらに関連番組として、今回のライブに密着したメイキング特番、2021年に開催された“花ちゃんズ”のスタジオライブ、富田鈴花が出演している作品をまとめたミュージックビデオ特集も放送される。