7月26日のMBS『住人十色』では、「プチプラDIYで大変身!夢が広がる昭和のニコイチ団地」が放送される。

今回舞台となるのは、愛知県名古屋市。住人(アルジ)の夫婦は3年前、賃貸マンションから変わったものを求めて昭和の団地に引っ越した。最上階5階の住まいは、原状回復不要の「ニコイチ」仕様で家賃は7万円台。マンション時代より広くなり、家賃は半分になったという。
黄色のドアを開けると、まるでおしゃれなカフェのような空間が広がる。夫婦は「レトロカフェ」をテーマに、プチプラDIYで大改造を実施。総額は数十万円ほどで、シューズラックは総額1万円、キッチンはホームセンターのアイテムを使い5万円で完成させた。

流行中のくつろぎスペース「ヌック」は2万円で押し入れをDIYして作成。一番の会心作は予算1万円のトイレで、昭和感をなくしベニヤ板などを使って「なんちゃってタンクレス」に仕上げた。


もう一つの部屋は仕事と趣味を楽しむ空間で、ボルダリングの壁や人工芝、ウッドデッキ、青い壁は元からあったものだという。このユニークな壁が入居の決め手になった。

夫婦がDIYの様子をSNSで発信していたところ、住宅供給公社の目に留まり、現在は団地リノベーションのプロデュースも手がけている。夫は新築では味わえない懐かしさ、妻は「リーズナブルな価格で自分たちらしい暮らしが実現できること」に喜びを感じている。
新築にはない味わいに遊び心を加えた、ニコイチで生まれ変わった昭和の団地には、新たな可能性が広がっている。