SEVENTEENのスングァンが、また一つ、故郷・済州(チェジュ)への愛をかたちにした。
済州の持続可能な観光を促す公共広告に“才能寄付(無償)”で出演し、地元への深い思いをあらためて示した。
スングァンはこれまでも、様々な形で故郷に寄り添ってきた。今年6月には、済州の貴重な文化財保全のために国家遺産庁および文化遺産国民信託に2000万ウォン(約200万円)を寄付。また、済州広報大使に任命された昨年11月には、道庁を通じて“韓国版ふるさと納税”とも言える「故郷を愛する寄付金」制度を活用し、国際的に絶滅危惧種に指定されているミナミハンドウイルカの保護支援にも取り組んでいる。
その活動は国内にとどまらず、2023年秋にはフランス・パリのユネスコ本部で開かれた「第13回ユネスコ青年フォーラム」にも出席。スピーチでは、済州島がユネスコの自然環境分野において3つの指定を同時に受けた世界初の地域であることを紹介し、国際舞台で故郷の魅力を広く発信した。スングァンが所属するSEVENTEENは、このフォーラムにK-POPアーティストとして初めて招かれ、現在はユネスコの「ユース親善大使」としても活動している。
そして今回、スングァンは済州特別自治道が展開する「済州との約束」キャンペーンの広告に無償で出演。18日からはテレビのほか、済州やソウルの屋外ビジョン、さらにはラジオCMとしても放送されている。スングァンの明るく前向きなイメージが済州の自然と融合し、旅行地としての魅力とともに、環境と観光の調和を訴える内容に仕上がっている。

多忙なスケジュールを縫って撮影に参加したスングァンは、「済州の本当の価値を伝える手助けができてうれしい。これからも応援し続けたい」とコメント。言葉だけでなく、行動で示す“済州の息子”としての姿勢は、ファンのみならず多くの人の心を打っている。
◇スングァン プロフィール
1998年1月16日生まれ。2012年からPLEDISエンターテインメントに所属し、3年2カ月の練習生期間を経てSEVENTEENのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインボーカルを担当しており、練習生時代から高い歌唱力に定評がある。一方で、グループ内のムードメーカーとしても知られており、バラエティの分野では高いMCスキルや優れたトーク力がたびたび称賛される。
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