「フェミニストは精神病」の発言で物議をかもしたラッパーのSan Eが、女性アーティストから住居侵入などの容疑で告訴されたが「嫌疑なし」の処分を受けた。
San Eは7月8日、自身のSNSアカウントに、警察庁国家捜査本部から送られたメッセージをキャプチャして掲載した。
捜査結果通知のメッセージには、「ソウル陽川(ヤンチョン)警察署です。あなたの暴力行為等処罰に関する法律違反(共同住居侵入、共同財物損壊など)事件について、証拠不十分のため不送致(嫌疑なし)と決定されたことを通知します」と記されていた。
先立ってSan Eは今年5月、自身が代表を務めるFameUsエンターテインメントに所属する中国出身の女性アーティストRETAから告訴された事実が知られ、話題を集めた。

告訴状によると、San EはRETAがビザの問題で本国の中国に滞在していた期間中、事務所関係者のチョン氏らにRETAの住居へ立ち入り、保管されていた家具や物品を本人の同意なく移動、または処分するよう指示した容疑を受けていた。
RETAは今年3月、共同住居侵入および共同財物隠匿などの容疑で、San Eとチョン氏らに対する告訴状を提出した。
なお、San Eは2018年のコンサートで「フェミニスト No、お前らは精神病」と発言し、大きな議論となった。また、2024年にはソウル麻浦(マポ)区の公園で通行人A氏を携帯電話などで暴行した容疑で立件され、特殊傷害の疑いで起訴猶予処分を受けている。