ボーイズグループEXO出身のタオが、自ら手がけた商品を30分間で約4億円以上売り上げたとして注目を集めている。
香港メディア『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』が5月27日に報じたところによると、タオは最近、自身が保有する生理用ナプキン工場からライブ配信を行い、62枚入り1箱を49.8元(約1000円)で販売。報道によれば、30分間で45万箱を売り上げたという。
売上総額は2250万元(約4億5000万円)に達したとされている。
タオが生理用ナプキンの生産・販売に乗り出した背景には、2024年3月に中国国内で報じられた品質問題がある。いくつかの工場が、使用済みのナプキンやおむつを再包装し、高額で再販売していたとして批判を受けた。
これに強い不快感を示したタオは、その行為を「不快極まりない」と非難し、「女性が安心して使える製品を届けたい」として、自ら工場を立ち上げる考えを明らかにしたとされる。

報道によると、タオは実際に工場を購入し、新たな設備を導入。自身のブランド「Domyway」設立のために約2億7500万元(約55億円)を投資し、パーソナルケアブランド「Duowei(多維)」と協力して製品開発に取り組んだという。
工場には全自動の生産ライン3基が設置され、1分間に3600枚のナプキンを製造可能。製品にはQRコードが印刷されており、製造工程をリアルタイムで確認できる仕組みも導入されている。
一方で、ネット上では「男性のみの開発チームで女性のニーズを本当に理解できるのか」といった疑問の声も上がった。これに対しては、タオの妻である徐藝洋(Xu Yiyang)が複数の試作品を使用し、「完全ではないにせよ、清潔で安全」と評価したと伝えられている。
タオの妻・徐藝洋は、かつて韓国の芸能事務所SMエンターテインメントに所属していた元練習生として知られる。2人は昨年12月に結婚を伝えた。
今回のライブ配信による販売が大きな反響を呼んだことについて、タオは「ブランド『Domyway』の立ち上げは、自分の人生の転機だ」と語り、「これからはただのセレブではなく、起業家として見られたい」との意向を示したそうだ。
なお、タオは2015年にEXOを脱退。2020年には父親の死去により、30億ドル(約4300億円)規模の遺産を相続したとされている。
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