メイキャッパーのUDAを特集した『情熱大陸』(MBS/TBS系)が、4月6日23時より放送。名だたる俳優やモデルたちが指名する彼のメイク哲学が明かされる。
UDAは「メイクは、その人の素を如何に引き出すか」という信念を持ち、パリ・コレをはじめとする数々のショーやドラマ、CM、雑誌で活躍している。彼は「最先端をいこうとしているわけじゃない。メイクはノウハウがすべてではないんです」と語り、トレンドに縛られず自分のやりたいことを形にしていく姿勢を貫いている。
構想から5年をかけて制作された著書『kesho:化粧』は、72の暦「七十二候」を取り入れ、季節や自然の移ろいに合わせたメイクを提案した1冊。“西洋らしく“というメイクの常識から一線を画し、日本人ならではの価値観や色彩を反映させた化粧を紹介しており、日本自費出版文化賞でグラフィック部門賞を受賞している。

今年、UDAはメンズ雑誌のビューティー特集の撮影全体の監修も任された。通常、雑誌の監修はフォトグラファーやスタイリストが担当するが、UDAは企画からフォトグラファー、スタイリスト、ヘアスタイリストの選任までも担当。勢いのある若い世代を選び、独創的なものを作り上げようとしている。
取材中、アトリエで“仮面”を作る姿も見られ、「これもメイキャッパーの仕事なのか?」という問いに「こういうのをやってみたかったんですよ」と笑顔で答えた。化粧の当たり前はUDAにはない。メイクすることで生まれる現実と虚構の間に迫る。