闇夜に光る“青もみじのトンネル”でノスタルジーに浸る京都旅 | RBB TODAY

闇夜に光る“青もみじのトンネル”でノスタルジーに浸る京都旅

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叡電電車からくぐり抜けるライトアップされた“青もみじのトンネル”
  • 叡電電車からくぐり抜けるライトアップされた“青もみじのトンネル”
  • 初夏の京都は青もみじ観光がオススメ
  • 夜の叡電はノスタルジックな雰囲気が漂う
  • 叡電の木造の駅は趣がある
  • 映画のワンシーンに入りこんだような叡電の駅
  • 映画のワンシーンに入りこんだような叡電の駅
  • 叡電の車窓からライトアップされた青もみじを見ることができる
  • ライトアップされた青もみじは幻想的な光景
 桜と紅葉の時期は特に観光客で賑わう京都。けれど、春から初夏にしか見ることができない“青もみじ”も魅力的だ。

 “青もみじ”は、5月から6月半ばが柔らかな新緑で、夏になると緑がさらに濃くなる。赤く色づいたもみじはもちろん艶やかで美しいが、“青もみじ”は爽やかで清々しい。

 秋の紅葉の時期は移動が困難なほど混み合うという東福寺をはじめ、紅葉の名所も今の時期であれば混雑もなくゆっくりと鑑賞できるところも良い。叡山電車(通称、叡電)では、徐行運転でくぐり抜ける“青もみじのトンネル”体験や、夕暮れからライトアップされた闇夜に浮かび上がる幻想的な青もみじの景色を車窓から眺めることができる。5月の新緑の時期に加え、7月1日から8月15日の期間は七夕ライトアップとして実施される。

 なお、実際に宝ヶ池駅は映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の撮影に使用されているが、ノスタルジックな雰囲気漂う木造の叡電の駅は一度訪れてほしい。まるで映画のワンシーンに入りこんだような、画になる空間となっている。

■青もみじ散策でリフレッシュ

 下鴨神社の敷地内にある、樹齢600年の巨木が多数生い茂る原生林「糺の森(ただすのもり)」は、“青もみじ”の季節にぴったり。鬱蒼と茂る若葉が高い頭上を覆い、雨粒を遮ってくれるとともに、森の香りを濃くしてくれるため、雨の日に訪れる方が好きな人もいるという。

 水を司る神を祀る貴船神社も、新緑の時期にライトアップを行う。すぐ横には美しい貴船川が流れ、夏場は川の数センチ上に床板を敷いた“川床”で涼みながら料理を楽しめる名所だ。

 貴船神社の由来は、大地全体から生命生気が龍のように立ち昇る“気の生まれる嶺”、“気の生まれる根元”として、「気生嶺」「気生根」と呼ばれたことからと言われており、パワースポットとしても有名。宮司が言うように、貴船川や森林に充満するマイナスイオンから大地のエネルギーを感じることが出来るのではないだろうか。

 鮮やかな青葉の鎮守の森を歩いて巡るだけでもリフレッシュでき、清々しい気分を味わえる。JR東海は京阪とコラボし、この“青もみじの季節限定の御朱印めぐりツアー”を用意。普段とは異なる特別な御朱印がツアー参加者限定で拝受できる。

■不倫に悩む人も参拝したいパワースポット?

 ちなみに、貴船神社は縁結びの神も祀る神社で、杉と楓が根本で合体した「連理の杉」と呼ばれる御神木や、同じ根から生えた2本の杉の大木が寄り添う「相生の大杉」の御神木も夫婦円満の象徴として親しまれている。

 夫の不倫に悩んでいた平安時代の女流歌人・和泉式部は、貴船神社に参拝にきたことがきっかけで夫との夫婦仲が改善されたという。その際、貴船川に飛んでいたホタルに切ない心情を重ねて詠んだ歌も有名。

 さらに、実際には呪いの祈祷や祈願は受け付けていないが、貴船神社は“丑の刻参り”の発祥の神社としても有名だ。貴船大明神が“丑の年の丑の月の丑の日”に貴船山に降臨したという言い伝えにより、昔より“丑の刻”に参拝すると願いが成就すると言われていたのでは……という話。ただ、貴船神社は“丑三つ時”(午前1時~3時頃)は閉門しているため、丑の刻の参拝は不可能。しかし、和泉式部や赤染衛門の歌にもあるように、昔からホタルの舞う夜間(午後8時以降)に参拝する“夜参り”の信仰もあったようだ。

 現在でも恋愛成就を願い足を運ぶ女性の参拝者が非常に多いそう。恋愛や結婚祈願だけでなく、夫婦仲がうまくいっていない人も訪れてみてはいかがだろうか。
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