■数年後までに1,100万人を目指す 説明会の最後に質疑応答の時間がもうけられ、東日本旅客鉄道の松崎氏が記者団の質問に回答した。--- ポイントの原資、負担の割合などは?また、スタートキャンペーンを実施する狙いは?(※同社では「JRE POINTスタートキャンペーン」として、3月31日までの期間内に入会、Web登録した利用者にポイントを付与するキャンペーンを実施する)松崎氏:ポイントの原資、負担の割合はそれぞれの駅ビルの方針によって違う。ショップと話し合い決めているところ、全体の販促で決めているところなどがある。知名度の低いJRE POINTを、なるべく早く使っていただきたい、便利さを実感していただきたいということで、スタートキャンペーンを実施する。--- 目標とする会員数は?駅ビルだけでなく、鉄道との連携も行う予定?松崎氏:数年後には1,100万人を目指したい。鉄道との連携については、お客様の声も聞きながら進めていきたい。--- Suicaが利用できる店舗は、JR東日本という枠組みを越えて拡大している。JRE POINTをJR東日本グループ内での利用に限定した理由は?松崎氏:まずは、我々のところでバラバラだったサービスをまとめたかった。生活に身近なカードとして、使っていただくきっかけになれば。今後とも、何がお客様にとって良いことか考えながら展開していきたい。--- これまでも全24種類のポイントカードをまとめる構想はあった?その実現が難しかった理由について。松崎氏:これまでも、まとめるという話はあった。ただ駅ビルはそれぞれの店舗で成り立ち、地域性に違いがある。周辺のお客様にとって身近なサービスを提供するなかで、ポイントのシステムや還元率が異なるサービスが各々展開することになった。システムの統合に手間と時間がかかったが、今回、会員様の多いアトレのシステムが更新する時期に合わせて、JRE POINTを提供開始できた。