「eBookJapan」への不正アクセスは、他サービスのログイン情報の試行か | RBB TODAY
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「eBookJapan」への不正アクセスは、他サービスのログイン情報の試行か

ブロードバンド セキュリティ
ログイン試行の成功分:ひとつのログインIDについてPWを試行した回数は最大5回までであり、1回しか試行していないのに正当したアカウントが半数近くを占めていた
  • ログイン試行の成功分:ひとつのログインIDについてPWを試行した回数は最大5回までであり、1回しか試行していないのに正当したアカウントが半数近くを占めていた
  • ログイン試行の失敗分:ひとつのログインIDについてPWを試行した回数は最大9回までであり、1回だけで断念しているアカウントが9割を占めていた
株式会社イーブックイニシアティブジャパン(eBookJapan)は4月9日、同社が運営する「eBookJapan」サイトに対する外部からの不正アクセスについて、調査状況の途中経過を発表した。これは4月5日10時30分頃、サーバの高負荷が検知されたことから詳しい調査を行ったところ、779アカウントに対して不正の疑われるIPアドレスからログインが行われたというもの。なお、同社サーバからログインIDやパスワードが直接漏えいした形跡はないとしている。

詳細調査の結果、「不正の疑われる複数のIPアドレスからログインページに対して、あらかじめ持っていたログインIDとパスワードの適用可否を試行する大量アクセス行為」であることが判明した。つまり、大量アクセス行為を仕掛けてきた者は、同社以外の他のサービスなどで他のサービスのログインIDとパスワードを不正に入手し、ユーザがログインIDとパスワードを共通に設定している可能性を狙って同社サービスに不正にログインしようとし、上記件数についてはログインに成功してしまったという。その判断の根拠は、ひとつのログインID(メールアドレス)について試行するパスワードの数の少なさであるとしている。同社では引き続き調査を継続している。

「eBookJapan」への不正アクセスは、他サービスのログイン情報の試行か(eBookJapan)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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