自動排泄処理ロボット『マインレット爽』……大和ハウス工業が販売開始 | RBB TODAY

自動排泄処理ロボット『マインレット爽』……大和ハウス工業が販売開始

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マインレット爽
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 大和ハウス工業は7日より、エヌウィック(仙台市)が開発・製造する自動排泄処理ロボット『マインレット爽(さわやか)』を、福祉機器のレンタル事業者などに販売を開始する。

 『マインレット爽』は、介護が必要な人に紙おむつと同じ要領で専用カバーを装着してもらい、排便・排尿した際、おむつ内のセンサーが感知して、寝たままで排泄物の自動吸引と局部の洗浄・除湿ができる全自動の排泄処理ロボットだ。

 衛生的な介護環境を創出するため、当商品では、排泄物を吸引し、洗浄水を加熱・送風する本体装置と、排泄物を溜める衛生ユニットに分けた。本体と、排泄物を吸引して溜めるタンクを完全に分離した自動排泄処理ロボットとしては世界初となる。介護する人は、排泄物タンクに溜まった排泄物をトイレで捨てるのみで、排泄物への接触がない。

 介護が必要な人にとっては、排泄時に残る異物感や臭いなどの不快感を取り除くことができる。介護する人も、従来は排泄ごとにおむつを交換するなど身体的・精神的な負担を強いられてきたが、当商品を使用することで、1日1回程度の専用カバー交換で済むため、時間や気持ちにゆとりができる。

 『マインレット爽』は、これまで介護保険上の特定福祉用具(特殊尿器)として扱われていたため、個人に有料で販売してきたが、2012年4月の介護保険法の改正を受け、本体はレンタル品目となった。『マインレット爽』の販売価格は59万8000円。販売目標は年間350台。

 大和ハウス工業は少子高齢社会が求めるロボット技術の開発と普及をめざして、08年4月にロボット事業推進室を立ち上げ、同年10月より、 CYBERDYNEが製造・販売する『ロボットスーツ HAL福祉用』をリース・レンタル販売している。10年11月には、知能システムが製造・販売するセラピー用アザラシ型 ロボット『パロ』の販売を開始している。さらに12年10月には、狭小空間点検ロボット『moogle(モーグル)』の販売を開始している。

 そして12年9月、介護用品・機器の開発や製造、販売を行なうエヌウィックと、自動排泄処理ロボット『マインレット爽』に関する総販売代理店契約を締結した。エヌウィックの齋藤徳雄社長は1998年に同社を立ち上げ、自立歩行が困難な方や障がいを持つ人、特定疾患を持ち寝たきりの人が、在宅でも自立した生活ができ、介護する側の負担も軽減させるために、自動排泄処理ロボットの開発を開始した。

 2001年には、宮城県の補助事業の認定を受け、岩手大学工学部福祉システム工学科の大井川研究室(大井川宏明教授)の協力を得て、研究・開発を開始。05年に初代自動排泄処理ロボット『マインレット』を開発、11年11月に『マインレット爽』を完成させた。初代『マインレット』は、本体内に排泄物を吸引して溜めるタンクを収納してたが、『マインレット爽』では、本体と排泄物を溜める衛生ユニットを分離した。
《高木啓》

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