国税庁は、2012年度（第62回）税理士試験結果を発表した。受験者数は48,123人、合格者数1,104人と一部科目合格者8,964人の合格者合計は10,068人で、一部科目合格者を含む合格率は20.9％であった。 第62回税理士試験は、2012年7月31日（火）～8月2日（木）に実施。会計学に属する科目（簿記論および財務諸表論）の2科目と税法に属する科目（所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税）のうち受験者の選択する3科目について行われる。なお、税理士試験は科目合格制をとっており、受験者は1度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっている。 合格者1,104人のうち、男性は800人（72％）、女性は304人（28％）。一部科目合格者8,964人のうち、男性は6,618人（74％）、女性は2,346人（26％）であった。 一部科目合格者を含む合格率を試験地別にみると、「東京都」23.6％がもっとも多く、次いで「大阪市」22.4％、「名古屋市」22.0％、「広島市」21.6％、「川越市」21.2％、「千葉市」20.8、「那覇市」20.6％の順に多かった。 また、学歴別にみると、「大学在学中」25.8％がもっとも多く、次いで「高校・旧中卒」23.1％、「専門学校卒」17.7％、「短大・旧専卒」15.9％が続き、「その他」は32.3％であった。 なお、2013年度（第63回）税理士試験は、2013年8月6日～8月8日を予定している。
