家でつながるか……全国300ヵ所、次世代高速通信の速度を計測 | RBB TODAY

家でつながるか……全国300ヵ所、次世代高速通信の速度を計測

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4Gカバー率は80.7%で「docomo LTE Xi」と「SoftBank 4G LTE」が同率1位
  • 4Gカバー率は80.7%で「docomo LTE Xi」と「SoftBank 4G LTE」が同率1位
  • 通信速度は下り・上りともにソフトバンクが最速
  • 下り通信速度は日本全国300地点のうち199地点でソフトバンクが最速。上り通信速度は「SoftBank 4G LTE」が145地点と約半数、次いで「au 4G LTE」97地点
  • iPhone 5直接対決はソフトバンクが優勢
 MM総研は、現在発売されている最新のスマートフォンを利用して、各キャリアが展開する次世代高速通信の電波状況および通信速度を計測、13日、その結果を発表した。計測場所は、スマートフォンの利用シーンとして重要と考えられる「自宅」を意識した。

 調査の結果、4Gカバー率は「docomo LTE Xi」と「SoftBank 4G LTE」が同率1位、通信速度は下り・上りともソフトバンクモバイルが最速だった。ソフトバンクとauの『iPhone 5』対決はソフトバンクが優勢だった。

 今回の調査は、「住宅エリア」における4Gサービスの提供状況を把握することを目的とした。計測地点は、不動産・住宅情報サイト『HOME'S(ホームズ)』を運営するネクストが発表した「2012年上半期全国人気の街ランキング」より、日本全国10エリアについて各エリア上位10拠点、拠点ごとに3ヵ所ずつ、計300ヵ所を設定した。

 利用端末はNTTドコモ「docomo LTEXi(クロッシィ)」対応の『OptimusGL-01E』、「au 4G LTE」対応の『iPhone 5』、「au +WiMAX」対応の『ARROWS Z ISW13F』、ソフトバンクモバイル「SoftBank 4G LTE」対応の『iPhone 5』、同「SoftBank 4G」対応の『STREAM 201HW』の5端末。

 調査の結果、住宅エリアではLTEが優位。4Gカバー率は、80.7%で「docomo LTE Xi」と「SoftBank 4G LTE」が同率1位となった。いずれも300地点中242地点でLTEを受信した。3位は208地点で WiMAXを受信した「au+WiMAX」で、69.3%だった。

 通信速度は下り・上りともにソフトバンクが最速。下り通信速度の平均速度は 16.91Mbpsで「SoftBank 4G」が最速、2位は同じくソフトバンクの「SoftBank 4G LTE」で10.60Mbpsとなり、ソフトバンクの4Gサービスは10Mbps超を記録した。3位は「au 4G LTE」で 8.22Mbpsだった。上り通信速度の平均速度は4.84Mbpsの「SoftBank 4G LTE」が最速、2位は「au 4G LTE」で4.18Mbps、3位は「SoftBank 4G」で2.83Mbpsだった。

 測定箇所に注目すると、「SoftBank 4G」が300地点中130地点(43.3%)で最速となった。次いで「SoftBank 4G LTE」が 69地点(23.0%)で最速となり、合わせて300地点中199地点でソフトバンクが最速となった。上り通信速度は「SoftBank 4G LTE」が145地点と約半数、次いで「au 4G LTE」が97地点で最速となった。

 『iPhone 5』対決はソフトバンクが優勢だった。『iPhone 5』発売と同時に LTEサービスを開始した、auとソフトバンクそれぞれの『iPhone 5』を利用して通信速度を比較したところ、ソフトバンクが、下り通信速度について300地点中186地点(62.0%)で、上り通信速度についても178地点(59.3%)でauより速かった。

 全体的にソフトバンクの4Gカバー率や通信速度の優勢が目立った。ドコモが通信速度で苦戦したことについてMM総研は、LTEサービス開始3ヵ月未満のauやソフトバンクに比べて、ドコモは基地局あたりのLTEユーザー数が多いことが影響したとする。4G対応スマートフォンの普及が進むことは明らかで、今後は通信速度の低下が懸念される。

 国内メーカー・海外メーカーを問わず、人気のスマートフォンがキャリアを問わず購入できる状況へと変化している中で、快適な通信環境を提供する4Gサービスのカバー率と高速通信の安定性が、キャリア選びの重要項目として重要になってくる。

調査概要
●調査拠点:日本全国の10エリア=関東/甲信越/北海道/東北/北陸/東海/近畿/中国/四国/九州・沖縄。ネクストが発表した「2012年上半期全国人気の街ランキング」より各エリアの上位10拠点を対象、各拠点につき「駅前1地点」+「駅周辺の居住スポット(郵便局・銀行・役所/公園/スーパー/大学/商業施設など)2地点」の3地点で計測。
●調査方法:速度測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を利用。計測結果は計測地点ごとに3回計測した「平均速度」を採用。1端末につき900回計測(日本10エリア×10拠点×3地点×3回)
●調査端末
「docomo LTEXi(クロッシィ)」対応の『OptimusGL-01E』
「au 4G LTE」対応の『iPhone 5』
「au +WiMAX」対応の『ARROWS Z ISW13F』
「SoftBank 4G LTE」対応の『iPhone 5』
「SoftBank 4G」対応の『STREAM 201HW』の5端末。
●調査期間:2012年11月9日〜12月5日
●注意:通信速度は各種条件(地点、時間、端末、周囲の状況など)により変動する可能性がある。通信速度は計測時点の結果となる。
《高木啓》

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