大日本印刷（DNP）とDNPのグループ会社でスポーツコンテンツの開発・制作・運用を行うユートゥは30日、味の素スタジアムの「FC東京vsベガルタ仙台」戦（12月1日開催）の来場者向けに、FC東京を中心とした電子コンテンツを配信するサービスの実証実験を行うことを発表した。 無料のデジタル雑誌コンテンツをはじめ、FC東京の試合ダイジェスト映像や選手紹介、他会場の試合速報やスタジアム内の店舗のクーポンなどを、iPhone向けにスタジアム内限定で配信する。ユーザーは、電子コンテンツ閲覧用のアプリをiPhoneにダウンロードすることで、試合当日に味の素スタジアム内で、その場限定の電子コンテンツが利用できる。 サービスは、12月1日13時～20時、味の素スタジアム場内でのみ利用可能。スタジアム内に入らないとコンテンツが閲覧できない。コンテンツとしては、スポーツ総合雑誌「Number」の公式モバイルサイトである「Numberモバイル」の記事、FC東京の前節の試合ダイジェスト動画、スタジアム内にあるFC東京管轄のフードコート5店舗で使用できるクーポンなど。またフォトフレーム機能を表示してからスマートフォンのカメラアプリを立ち上げて撮影すると、撮影した画像のフレームに日付と対戦チーム名が印字することもできる。さらに、当日の試合のスターティングメンバーや登録選手などの情報、他会場の試合速報やチーム成績、個人成績などのデータを確認できる。選手名鑑（FC東京モバイルサイトへのリンク）、スタジアム基本情報（場内MAP、交通アクセスなど）なども利用可能。 DNPは、実証実験を通して、同社が展開する限定エリア向けコンテンツ配信サービス「チェックインマガジン」の機能や使い勝手を検証し、スタジアムをはじめ、カフェなどの店舗向けのサービスも順次開発していく計画だ。
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