【インタビュー】海外OSにも対応、時代にあわせ進化する資産管理ソフト……ハンモック「AssetView」シリーズ | RBB TODAY
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【インタビュー】海外OSにも対応、時代にあわせ進化する資産管理ソフト……ハンモック「AssetView」シリーズ

エンタープライズ セキュリティ
「導入、運用のしやすさをポイントに開発してきました」(ハンモック 中川淳 氏)
  • 「導入、運用のしやすさをポイントに開発してきました」(ハンモック 中川淳 氏)
  • 必要な機能から利用開始できる
  • 導入までのステップ
  • 中国語による警告画面がポップアップする
  • ソフトウェア資産管理(SAM)支援機能
  • 株式会社ハンモック 営業本部 企画部 営業企画課 課長 中川 淳 氏
 イードと、ネットセキュリティ総合研究所が共同で実施したセキュリティ製品およびサービスの顧客満足度調査「イード・アワード2012 法人向けセキュリティ顧客満足度調査」において、IT資産管理の部でハンモックの「AssetView」シリーズが1位となった。

 そこで、同社営業本部 企画部 営業企画課の課長である中川淳氏に、「AssetView」シリーズの機能と歴史、差別化ポイント、最新製品の特長などについて話を聞いた。


●必要最小機能から導入可能

――まずは「AssetView」シリーズについて、どのような製品なのかを教えてください。

 現在の主力製品は「AssetView PLATINUM」です。この製品は、IT資産管理、セキュリティ対策、IT統制などの目的を達成するための運用管理ツールとして、企業や自治体の情報システム担当者様にご利用いただいております。最も大きな特徴は、目的別に機能をご用意しており、お客様にとって必要な機能のみを選択して導入できることです。現在、次の機能(製品)をラインアップしています。

・PLATINUM A:IT資産管理機能。ハードウェア情報やソフトウェアのライセンス管理を実現

・PLATINUM D:自動インストール機能。社内のPCに対してセキュリティパッチやアップデートを自動インストール

・PLATINUM G:デバイス制御機能。USBメモリへの書き出しなどを制御

・PLATINUM I:個人情報検索。個人情報や機密情報が含まれるファイルを検出

・PLATINUM M:PC操作ログ管理。ファイル操作ログなどを収集、追跡する情報漏えい対策

・PLATINUM S:不正PC遮断機能。不正な持ち込みPCを検知してネットワークから遮断

・RemoteConsole(PLATINUM連携製品):地方の支店など遠隔地にあるPCをリモートで操作

 これらの機能から必要なもののみを必要な数だけ選んで導入できるため、最小のコストで適切な対策を行うことができます。多機能、オールインワン型の製品も多いですが、実際には機能を使いこなせてなかったり、企業ポリシーや環境面から実際には不要な機能があったりと、運用が大変になってしまうケースが多いのです。その点、「AssetView PLATINUM」は必要な機能のみを導入し、後から必要に応じて機能を追加することも可能です。追加の際にはライセンスキーを入力して機能を有効にするだけで、すべてのPCに反映されます。導入のしやすさ、運用のしやすさを特に重視して開発された製品なのです。

●中国など海外拠点でも利用可能

 また、海外に拠点を持つ企業様にもお使いいただけるよう、国際化にも対応しています。海外OSに対応し、アラートメッセージも現地の言語で表示されるため、現地ユーザに伝わりやすくなっています。

 さらに、「AssetView」シリーズのラインアップである「SystemMining」を併用することで、今後は統合的なログ監視やデータの分析を実現します。集めた情報の分析に強いことも特徴のひとつといえるでしょう。

●時代ニーズを吸収し成長

――「AssetView」シリーズの歴史について教えてください。

 当初PC資産の管理を目的に「AssetView」を開発、2,000年にリリースしました。その後、セキュリティホールを狙った攻撃が増加し、企業や自治体ではセキュリティパッチの適用が大きな課題となりました。そこでセキュリティパッチの自動適用を行う機能拡張を行い、2004年には「AssetView HYPER」シリーズを発売しました。ソフトウェア配布やレポート、PC稼働監視、プリントログ管理、リモートコンソール、不正PC検出といった各機能を提供しました。この頃から、必要な機能だけを導入できるというスタイルとなっています。

 その後、個人情報保護法の施行や内部統制に関する課題など、市場のニーズに応じて情報漏えい対策機能を強化してきました。デバイスロックや不正PC検出遮断機能などを発売、「AssetView GOLD」シリーズを経て、現在導入や運用のしやすさを追求した「AssetView PLATINUM」へとつながっています。

 お客様の規模も様々で幅広いのですが、平均するとPC1千台程度の規模が現在のボリュームゾーンとなっています。

●SAM支援機能の他、社内ネットワークのビッグデータ分析も

――最新の製品や今後の展開について教えてください。

 最新版の「AssetView PLATINUM」のVer.4では、冒頭でお話しした機能に加え、SAM(ソフトウェア資産管理)実現に向けた現状把握やそれに付随する作業のために有効となる機能拡張をおこないました。例えば、ライセンス管理を行おうとした場合に、PCへインストールされているソフトウェアの把握が必要となりますが、その情報は実際に組織で保有しているライセンスの情報と完全に一致しているとは限らないので、それぞれの情報の管理、そして突合作業が重要となります。その作業を効率化することができるのです。

 ソフトウェアには様々なライセンス形態があり、PCへプリインストールされているものや個別で調達したもの、またボリュームライセンスなどがあります。またバージョンアップにより情報が不揃いとなってしまう場合などもあり、管理はとても複雑になってしまいます。そのような状況をふまえた効率的な管理を実践するための機能強化をしました。

 さらに、中小規模企業向けに「AssetView PLATINUM Lite」を発売しました。PCが50台から250台の規模を想定したパック製品となっており、すべての機能を月額料金で利用できるようになっています。導入が容易な上に低コストでスタートできることが特徴です。また、サーバ込みのプランも用意しています。より手軽に導入ができるようプランを構成しています。

 システムの統合運用管理を自動化できる「AssetView SystemMining」では、サーバやネットワーク機器を監視し、様々な情報を柔軟に分析できる高度なデータマイニング機能を実装しています。複合的な情報の分析により、単一のシステムログからは分からないトラブルの予兆を発見するなど、これまでの監視ツールには無い強みを持った製品です。

 今後は、「AssetView PLATINUM」と「AssetView SystemMinig」の連携によるログの一元管理、分析機能の強化や、スマートフォン対応に向けて準備を進めています。

――AssetViewの今後の抱負について教えてください。

 導入、運用のしやすさをポイントに「AssetView PLATINUM」を開発してきました。その結果として今回の「顧客満足度」1位との評価につながっていることを非常に嬉しく思います。今後も、お客様の業務の効率化を実現できる製品を提供していきます。よろしくお願いします。

――ありがとうございました。
《RBB TODAY》
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